このほど、中国がフランス産牛肉の輸入禁止令を徐々に解除するというニュースがフランス、中でも牧畜業界で大きな反響を呼んでいる。中国のフランス牛肉市場は巨大であり、関連禁止令が解除されればフランスの畜産業者の発展に大きなプラスになるとみられている。
牛肉業が盛んな国のひとつとして、フランスは中国の巨大な牛肉消費力を重視している。このため、16年ぶりのこの解禁はフランスの畜産業界の発展にとって大きなカンフル剤となる。
関係筋は「中国の牛肉マーケットの解禁はフランスに大きなビジネスチャンスをもたらすため、同国の畜産業者はこれを大きく重視している」と指摘。現在、両国において衛生システム審査や覚書などの詳細について協議が行われている。
フランスメディアは「中国は現在世界一の牛肉輸入国であり、アメリカに次ぐ世界第二位の牛肉消費国。その消費のボリューム。潜在力とも極めて巨大」と大きな注目を寄せている。
中国の都市化の進展と国民の生活レベルの向上に伴い、牛肉などの食肉に対する購買力が高まり、その品質に対する高い要求も日増しに高まっている。しかし中国が次第に欧米の牛肉を解禁するのに伴い、フランスはこの過程の中、オーストラリア産牛肉などとの競争に直面。その高品質を武器にして優位性を図っていく必要がある。
(チャイナネット)
関連記事: