新華網北京7月14日 中国外交部の耿爽報道官は13日、フィリピン外務省のこのごろの声明について記者の質問に答えた時に、中国側は引き続き、フィリピン側と対話・交渉を通じて南中国海問題を適切に処理したいと述べた。
当日の定例記者会見で、ある記者は次のように質問した。フィリピン外務省は12日、南海仲裁案発表1周年を迎えるにあたり声明を発表した。この声明の関係内容は中国側に善意を示し、中国・フィリピン関係の発展にも地区情勢の平和・安定にも役立つという評論がある。中国側はこれに対しどのように評するのか。
耿報道官は次のように述べた。中国側は、フィリピン側の声明で、関係領土紛争は善隣友好の精神を持って解決すると明らかにしたことに賛成し、また、フィリピン側の独立自主の外交政策に賞賛と支持の意を表す。一年余以来、中国とフィリピンの関係は改善を実現し、対話と交渉により解決する正確な軌道に回帰し、中比二国間の南中国海問題協商メカニズムを立ち上げ、今年の5月に第一回目会議を開いている。中国とフィリピンを含むASEAN諸国の共の努力の下、南中国海の情勢は安定に向かい、「南海行動ルール」の枠組みも形成することができた。これらのポジティブな発展は両国および両国民の利益に合致するものであり、地域諸国の期待にも応えるものだ。
(新華社より)
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