新華網シカゴ6月16日(記者/汪平 徐静)米連邦捜査局(FBI)は14日、米イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校付近で発生した中国人訪問学者の失踪事件を誘拐事件と正式に判断したと発表した。
FBIが公表した情報によると、中国人訪問学者の章瑩穎さんが現地時間の9日午後2時ごろ、1台の乗用車に乗り込む姿が確認されてから行方が分からなくなった。監視モニターから、章瑩穎さんを拉致したとみられる容疑者は白人の男で、章瑩穎さんが車に乗り込む前に、この容疑者が黒色の乗用車で周辺地域を行き来していたことが分かっている。
在シカゴ中国総領事館は事件発生後、直ちに行動を起こした。余鵬総領事館副総領事ら高官はすでに学校側の責任者や捜索を手助けする留学生及びボランティアらと会い、また学校側責任者や地元の警察と電話で打ち合わせをして、各関係者に行方不明者の捜索に努めるよう促した。
章瑩穎さんは今年26歳で、今年4月からイリノイ大学アーバナ・シャンペーン校で研修を受けていた。9日の午後、章瑩穎さんはアパート賃貸契約の手続きに行く途中、一台の黒色の乗用車に乗り込む姿が確認されてから、ずっと行方不明になっている。
(新華社より)
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