今年は、中国人民銀行(中央銀行)が毎年発行するパンダ金貨の誕生35周年の年です。これを記念する硬貨の発行が、15日に北京の天壇公園で発表されました。パンダ記念硬貨の発行は2012年以来5年ぶりです。
パンダ金貨は1982年に中国人民銀行から初めて発行されました。以来、金貨は毎年発行され、5年ごとに記念硬貨も発行されています。このパンダシリーズは現在、中国人民銀行が最も長く発行を続ける、投資価値のある記念硬貨となっています。
今回発行される記念硬貨セットは重さ30グラムの金と12グラムの銀で作った一枚のコイン、5グラムの金貨、15グラムの銀貨の、合わせて3枚からなっています。正面の図柄は天壇祈年殿で、裏側にはそれぞれ異なるパンダの姿が象られています。
中国金幣総公司の張漢橋取締役社長は発表会で、「この35年間、パンダ金貨の発行は、大勢の人々の注目をパンダの保護に集めた。また、中国人の、平和を愛し、世界の平等な交流に参加するという理念を世界各地に伝えるとともに、対外開放の精神を示してきた」と述べました。
(中国国際放送局)
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