東京で6月12日、図書寄贈契約に調印する中国国家図書館の魏大威・副館長(左)と日本出版販売株式会社の平林彰社長。日販は今後も国図に無償で日本の図書を寄贈する。
中国国家図書館(以下「国図」)と日本出版販売株式会社(以下「日販」)は12日、東京で図書寄贈契約に調印した。日販は今後、引き続き国図に無償で日本の図書を寄贈する。国図からは魏大威・副館長が、日販からは平林彰社長が調印セレモニーに参加した。中国新聞網が報じた。
同日の発表会で、魏副館長は、「当館の日本出版物文庫閲覧室は、1983年に正式に開設されて以降、有益で、最新の日本の出版物を中国の読者に積極的に提供してきた。双方は、継続的な図書寄贈や人員交流を通して、両国の図書出版交流事業や民間の友誼を一層推進してきた」と語った。
平林社長は、「この提携プロジェクトが日中文化交流に新たな色彩を加え、両国の国民の文化分野の相互理解が一層深まることを願っている。今後、双方は共にバラエティに富んだ交流活動を展開し、両国の友好関係の推進のためにいささか微力を尽くしていきたい」と語った。
日販の宣伝部の責任者である小野真澄さんによると、「国図は82年に日本出版物文庫閲覧室を設置することに同意し、中国側が目録を選定し、日本側が無償で図書を寄贈することになった。図書寄贈契約は5年を1期としており、今回で8期目。これまで7期35年間にわたって、日販が寄贈した図書は約31万冊、総額約11億円にのぼっている」。
(人民網日本語版)
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