新華網ジュネーブ5月23日(記者/聶暁陽)世界保健機関(WHO)第70回年次総会(WHA)に参加する中国代表団団長で、中国国家衛生・計画生育委員会の主任でもある李斌氏が21日、ジュネーブで、中国は今年、衛生分野における国際協力が「豊作年(豊かな成果を上げる)」を迎える見通しだと述べた。
李斌氏は記者会見で、次のように紹介した。中国政府とWHOが今年1月、「中華人民共和国政府と世界保健機関の『一帯一路』衛生分野での協力に関する了解覚書」を締結した。4月には、南アフリカで中国-アフリカ医薬衛生協力閣僚級会議が開かれ、中国とマラウイ共和国等のアフリカの国家が関連協力協定を締結した。5月には、「一帯一路(シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード)」国際協力サミットフォーラムが北京で開かれ、「中華人民共和国政府と世界保健機関の『一帯一路』衛生分野での協力に関する実施計画」が締結された。
同氏によると、中国は「国際保健規則(IHR)」の承諾を真剣に履行し、WHOや関連国に対し、疫病の発生情報のリスク評価結果を即時に透明性をもって公開しており、近年では西アフリカのエボラ出血熱やガイアナの黄熱病、ジカウイルス感染症等の疾病の処置のほか、フィリピンの風害やネパールの地震等の救援業務にも積極的に参加している。
同氏は、また次のように述べた。2016年のWHAで、上海が引き受けて設立した中国国際救急医療チームが、WHOに初めて認証された国際救急医療チームの一つに選ばれた。今年は、広東省が引き受けて設立した中国国際救急医療チームがWHOの第2次認証に参加する。中国は世界の公共の衛生と安全の維持のために重要な役割を発揮しており、大国としての責任を果たしている。
(新華社より)
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