「位置付け、万物の相互連絡」をテーマとした第8回中国衛星測位学術年次総会が5月23日に上海で開かれ、北斗衛星測位システムの計画とスケジュールの詳細が発表された。中国は宇宙に全世界をカバーする「北斗星座」を構築するほか、地上に測位性能を大幅に向上させるための北斗増強システムも構築する計画。この2つの大型ネットワークができれば、北斗の測位精度は大幅に向上し、将来的に中国人は自国でセンチ単位の測位サービスを受けることができる。
中国衛星測位システム委員会の王力主席によると、北斗システムは現在、アジア・太平洋地域で安定かつ信頼できる情報を提供し、15基の衛星が軌道を安定して航行している。5基の次世代の北斗衛星はすでに軌道テストを終え、まもなく導入される。これを基礎に、年内に6~8基の衛星を打ち上げ、2018~20年には20基以上の衛星を打ち上げる計画だという。
(チャイナネット)
関連記事: