新華網北京5月19日(新華社記者/劉紅霞、韓潔)「一帯一路」(シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード)国際協力サミットフォーラムが閉幕して間もないうちに、世界銀行、アジア開発銀行、BRICS新開発銀行、アジアインフラ投資銀行(AIIB)、欧州投資銀行などの多国間機構の高官が17日に北京に集い、パートナーシップの深化、連携発展の実現、「一带一路(シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード)」構築の共同推進について研究討議した。
「一帯一路」国際協力サミットフォーラムの開催中、中国は多国と『「一帯一路」融資指導原則』に署名し、また多国間機構6社と『「一带一路」構想の関連分野における協力強化に関する覚書」に共同で調印している。
「この二つの重要な成果は、今後各当事者の融資協力の深化に良好な基礎を築くでしょう。」と中国財政部の史耀斌副部長は述べ、これは「一带一路」の長期的、安定的且つ持続可能でリスクコントロールの可能な多元化した融資システムの構築にとって重要な意義がある、と伝えている。 AIIBのヨアヒム・フォン・アムスバーグ(Joachim Von Amsberg)副総裁はシンポジウムで、各機構にはそれぞれの優位性があり、プロジェクト融資に長けた機構もあれば、政策の策定に長けた機構もある。連携を強化すれば、「1+1=2以上」の効果を得ることができるだろうとの見方を示している。
アジア開発銀行の駐中国首席代表、ベネディクト・ ビンガム(音訳)氏は、民間部門の資本介入をより多く導くには、莫大なインフラ分野への取り組みが必要で、投資に有利な環境や雰囲気を作り出さねばならない。また、市場の予見性の強化、実行性の承諾及び情報の非対称性(information asymmetry)の削除における面で念入りに工夫するべきだとみなしている。
BRICS新開発銀行の祝憲副総裁は、多国間機構も自己革新を行うべきで、「我々は自身の取引コストを下げるべきで、顧客にどうすれば実質的なサービスを提供できるかに注意力を向けるべきだ。」と表明している。
(新華社より)
推薦記事: