新華網太原5月19日(記者/王菲菲)「もしは中国人が私たちにお茶を飲むことを教えてくれなかったら、有名な記念品であるサモワール(ロシアの伝統的給茶器)は生まれていなかったでしょう。」山西省平遥市で開催された第5回中国・モンゴル・ロシア『万里の茶道』都市市長サミットで、ロシア・アストラハン市のアレーナ・グバノワ(音訳)市長はこのように語った。
300年余り前、茶の香りに満ちた曲線(曲がる道)が中国福建省の武夷山脈からキャフタ(Kyakhta)へ向かって延び、中国・モンゴル・ロシアの三国を貫いていた。今では、「一帯一路(シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード)」構築の推進において、中国・モンゴル・ロシアの三国がまさにこの古い「万里の茶道」の復興に取り組みつつある。第5回「中国・モンゴル・ロシア『万里の茶道』都市市長サミット」では、3ヵ国・80の結節点都市から来た政府代表や10余りの国際・国内組織、専門家・学者、企業責任者などが、万里の茶道の復興や都市間の協力について交流し、経済貿易・文化協力の大計について共に話し合った。
「万里の茶道」の復興プロセスにおいて、文化観光産業はひとつの突破口だとみなされている。
万里の茶道の沿線には、三清山、武夷山、廬山、万里の長城、アルタイ山脈、バイカル湖といった世界的に有名な多くの観光景勝地や歴史遺物がある。現在、沿線の結節点都市がいずれも「万里の茶道」の世界文化遺産申請のために積極的に準備を進めている。
平遥県の石勇県長は「『万里の茶道』は貿易ルートであり、新しい時代には、それにより深い意味が付与され、より良い発展が求められているはずです。」と述べ、また重要な結節点都市を重点として、「万里の茶道」の関連プロジェクトを積極的に発展させ、特に沿線地域の企業間との協調・連絡メカニズムを確立し、プロジェクトのプロモーション会や商品展示会などを共同で開催して、沿線都市のインタラクティブな発展と互恵ウィンウィンを推進するよう提案した。
(新華社より)
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