新華網北京5月12日(記者/楊依軍、超仁偉)習近平国家主席は12日、人民大会堂で「一帯一路(シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード)」国際協力サミットフォーラムに出席するため中国を訪問するモンゴル国のエルデネバト首相と会見した。
習主席は次のように指摘した。中国側は一貫して中蒙関係を非常に重視している。双方は相互信頼、協力、ウィンウィンの原則を堅持し、中蒙の全面的戦略パートナーシップが引き続き前進・発展するよう推進すべきだ。双方は互いの核心的利益や重大な関心事に確実に配慮し、相互信頼を深め、中蒙関係の発展が正しい軌道から逸脱しないよう確保せねばならない。自由貿易区の実行可能性に関する研究やクロスボーダー経済協力の推進を加速させ、鉱物・エネルギー資源の大型プロジェクトやインフラ整備の相互接続分野における協力の開拓に力を入れるべきだ。
習主席はまた次のように指摘した。モンゴル国は「一帯一路」における重要な沿線国だ。中国側はモンゴル側が「一帯一路」構築に積極的に参与するのを歓迎し、モンゴルがユーラシア大陸を結ぶ架け橋や絆としての役割を果たすことを支援する。また、双方は貿易投資、相互接続、農業、農牧業、生産能力、エネルギーなどの分野における協力を実施し、「一帯一路」構想とモンゴル側の「発展の道」構想の連結が実質的な効果を生み出すようにさせるべきだ。そして、中蒙ロ経済回廊建築を推進し、3カ国の共同発展を助力せねばならない。
エルデネバト首相は次のように表明した。中国に対する友好協力の発展はモンゴル国の優先方向だといえる。モンゴル側は「一つの中国」政策を堅持し、蒙中の上層部の往来や経済貿易協力、人的・文化的交流が強化できるよう望んでいる。モンゴル側は開放的、包容的な「一帯一路」構想が人類の発展のアンバランス・不安定の問題の解決、及び世界平和と発展の促進に対して重大な意義があることを十分に賞賛し、ユーラシア大陸を繋ぐ架け橋としての役割を果たし、「一帯一路」構築の枠組みのもとでの互恵合作に積極的に参与していきたい。
(新華社より)
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