ここ数年、中国の携帯電話メーカーが続々とインド市場に進出している。これらの中国メーカーは低価格、コストパフォーマンス、イノベーションの優位性でインド市場で成功している。中国メーカーのインド市場での業績はインドメディアから注目されている。
インドの『The Mobile India』は華為(ファーウェイ)、Oppo、Vivo、一加(OnePlus)、金立(ジオニー)、酷派(Coolpad)、聯想(レノボ)、中興通訊(ZTE)、努比亜(Nubia)、楽視(LeTV)のインドでの発展状況をまとめた。
華為
華為は1999年にインド業務を開始した、インドの携帯電話サプライヤーの1つである。業務開始時の華為のインドのメモリーカード市場におけるシェアは60%だったが、その多くがOEMだった。BSNL、Airtel、Rcomなどの通訊会社が販売するメモリーカードはすべて華為製だったが、通訊会社は自己ブランドとして消費者に販売していた。
しかし、インドは現在、華為のスマホの発売時期に不満を抱いており、インド市場でも中国市場と同時に新モデルを発売してほしいと考えている。これを受け、華為はインド市場でのスマホの更新を加速化し、中国市場販売時期との差を縮めるよう努めると表明した。
金立
金立は2013年にインド市場に進出し、当時の策略は簡単に効果が出た。金立はインドの販売業者に、「中国製は品質が良く価格が安く、商品は優れており金額に見合う価値」だと伝えた。
金立はネット販売を重視せず、店舗販売に力を入れている。同社のインド業務責任者は、「新しいスマホを買う前に、消費者に外観を見て、店で体験してもらいたい」と話す。
2015年、金立は富士康(フォックスコン)と提携し、インドでスマホを生産すると発表。スリランカとインドのアーンドラ プラデーシュ州にも工場を設立している。
酷派
酷派のインド市場進出は遅く、進出の数カ月前まで、5000~2万5000ルピーの商品を販売していた。酷派は小米(シャオミ)のような成功はしなかったが、波瀾に巻き込まれることもなかった。
2016年10月、楽視は酷派を引き継ぎ、楽視も生存危機に陥った。インドメディアは、酷派には強力な武器とブランド価値が不足しているとの見方を示した。酷派はインドメディアに対し、「改良に努める」とし、インド市場を撤退せず、さらに優れたスマホをインドで販売し、インドの開発部門も更新問題の解決に努めるとの考えを示した。
(チャイナネット)
推薦記事: