:
「一帯一路」共同構築の業績リストの全体を見通す
jp.xinhuanet.com | 発表時間 2017-05-12 11:01:41 | 新華網 | 編集: 郭丹

(一带一路)(1)航拍雁栖湖

「一帯一路」国際協力サミットフォーラムが5月14日から15日にかけて北京で行われ、懐柔区に位置する雁栖湖国際会議センターは今回のサミットフォーラムのメイン会場となる。

   新華網北京5月12日 「一带一路(シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード)」構築推進工作指導グループ事務室は10日、『「一帯一路」の共同構築:その理念と実践及び中国の貢献。』を発表した。

   理念から実践まで、3年余りにわたり、「一帯一路」構築はどのような成果を収めてきたのか?中国はその中でどのような役割を果たし、どのような貢献をしたのか?未来を展望し、「一帯一路」はまた世界と各国人民に何をもたらすだろうか。記者はこの概観的なレポートについて整理した。

 

   青写真から実践まで:「一帯一路」が広大な配置を計画する

   シルクロードで響くラクダの鈴や紺碧の海に浮かぶ帆船に従って、「一帯一路」構想が古代の陸と海のシルクロードの方向を結びつけて、空間配置において次の5つの方向を描いている。

   シルクロード経済ベルトに狙いを定めた3つの方向―

   中国の西北、東北から中央アジア、ロシアを経て欧州、バルト海まで。

   中国の西北から中央アジア、西アジアを経てペルシャ湾、地中海まで。

   中国の南西からインドシナ半島を経てインド洋まで。

   21世紀海上シルクロードが狙いを定めた2つの方向―

   中国の沿岸部の港から南中国海を過ぎて、マラッカ海峡を経てインド洋まで、更に欧州まで延びる。

   中国の沿岸部の港から南中国海を過ぎて、南太平洋へと延びる。

   この五つの方向に基づき、「一帯一路」の共同構築における協力の重点と空間配置に従って、「六廊六路多国多港(6つの経済回廊、6つのルート、複数の国、複数の港)」の協力の枠組みが紙面に躍如として、各国の「一帯一路」協力の参与に明確な方向性を与えた。

 

   経済から人文まで:「一帯一路」が沿線各国を繁栄させ、民生福祉を増進させる

   3年余りにわたり、「一帯一路」構想は無形から有形、点から面に、政策の疎通、施設の連結、貿易の滞りなく通じ、資金の融通、民心の相通じなどの重点分野において、実務的協力を絶えず推進し、沿線各国の繁栄と発展を促進してきた。

   ——政策の疎通:中国と「一帯一路」沿線国はハイレベルの推進、戦略のリンク、二国間と多国間メカニズム、「複線(政府と民間)」の対話及び交流協力などの政府から民間までの多次元の協力メカニズムを共同で構築し、協力の深化に向けて良好な条件を創り上げてきた。

   ——施設の連結:中国・ラオス鉄道、ハンガリー・セルビア鉄道、インドネシアのジャカルタ・バンドン高速鉄道、パキスタンのペシャーワル・カラチ高速鉄道、ピレウス港、グワダール港などの象徴的なプロジェクトから、中国ロシア原油パイプライン、中国—中央アジア天然ガスパイプライン、中国ロシア天然ガスパイプライン東線などのエネルギー施設の連結まで。建設計画のリンクから品質技術システムの統合まで、運輸の利便化促進から情報ネットワークの構築まで、国と地域の枠を越えた相互連結によって、幅広い民衆に幸福な暮らしをもたらしてきた。

   ——貿易の順調:世界貿易の低迷が続く中で、2016年は中国と「一帯一路」沿線国の貨物貿易総額が9,478億ドルに上り、同時期の中国の貨物取引の輸出入総額の25.7%を占めた。沿線国との役務取引の輸出入総額は1,222億ドルに上り、同時期の中国の役務取引の輸出入総額の15.2%を占めた。

   ——資金の融通:2016年末時点で、中国が提唱するアジアインフラ投資銀行は、9つのプロジェクトに17億ドルの融資を提供した。中国が出資して設立したシルクロード基金は約15のプロジェクトと契約を結び、投資総額は累計約60億ドルに上った。中国は「一帯一路」沿線の22の国及び地域と通貨スワップ協定に調印し、総額9,822億元人民元に達した。

   ——民心が相通じる:教育、文化、科学技術、観光、衛生、救済援助及び貧困削減などの多次元、多分野の人文交流協力を絶えず推進し、文明の相互学習と文化の融合と刷新を推進する。また、「一帯一路」の共同建設は生態環境保全に向けた協力の強化、海上協力の秩序ある推進などの分野でポジティブに進展してきた。

 

   現実から未来まで:「一帯一路」の成果はより幅広い地域に利益をもたらす

   「一帯一路」はアジア欧州大陸を通り拔けている、一方は活発な東アジア経済圏で、一方は発達した欧洲経済圏で、その中間は巨大な潜在力を持つ中央部分に位置する国家になっている。

   「一帯一路」はアジア欧州大陸を共同建設する主要地域として将来、いかにより幅広い地域とより多くの人民に利益をもたらすのか

   「『一帯一路』の共同建設:理念、実践と中国の貢献」は、「一帯一路」の共同建設も開放されており、中国は関心を寄せる国と国際組織がさまざまな方式で協力に参与し、その成果をより幅広い地域とより多くの人民に利益もたらすことを歓迎すると提示している。

   世界経済は深層から調整しながら、少しずつ復興しておるが、各国が直面する発展問題は依然として厳しい。現在の世界はいかなる時代よりも相互連結の強化を必要としている。

   人々は「一帯一路」提案を通じて、世界各国が手を携えてグリーン・シルクロード、健康シルクロード、知力シルクロード、平和シルクロードを構築し、より活力のある、より開放された、より安定した、より持続可能な、より包括的な経済のグローバル化を確立することを期待している。また、開放型世界経済システムを共同で擁護し、新しい成長エネルギー源を共同で模索することを期待している。(安蓓、林暉、陳煒煒、孫奕)

(新華社より)

推薦記事:

特別取材:「一帯一路」構想は国際社会が世界的な試練に対処する新しい機会を提供する——国連のグテーレス事務総長に聞く

「北京は準備完了」——北京市人民政府の王文傑報道官が「一帯一路」国際協力サミットフォーラムの準備状況について、新華社記者の質問に回答

 

新華網日本語

「一帯一路」共同構築の業績リストの全体を見通す

新華網日本語 2017-05-12 11:01:41

(一带一路)(1)航拍雁栖湖

「一帯一路」国際協力サミットフォーラムが5月14日から15日にかけて北京で行われ、懐柔区に位置する雁栖湖国際会議センターは今回のサミットフォーラムのメイン会場となる。

   新華網北京5月12日 「一带一路(シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード)」構築推進工作指導グループ事務室は10日、『「一帯一路」の共同構築:その理念と実践及び中国の貢献。』を発表した。

   理念から実践まで、3年余りにわたり、「一帯一路」構築はどのような成果を収めてきたのか?中国はその中でどのような役割を果たし、どのような貢献をしたのか?未来を展望し、「一帯一路」はまた世界と各国人民に何をもたらすだろうか。記者はこの概観的なレポートについて整理した。

 

   青写真から実践まで:「一帯一路」が広大な配置を計画する

   シルクロードで響くラクダの鈴や紺碧の海に浮かぶ帆船に従って、「一帯一路」構想が古代の陸と海のシルクロードの方向を結びつけて、空間配置において次の5つの方向を描いている。

   シルクロード経済ベルトに狙いを定めた3つの方向―

   中国の西北、東北から中央アジア、ロシアを経て欧州、バルト海まで。

   中国の西北から中央アジア、西アジアを経てペルシャ湾、地中海まで。

   中国の南西からインドシナ半島を経てインド洋まで。

   21世紀海上シルクロードが狙いを定めた2つの方向―

   中国の沿岸部の港から南中国海を過ぎて、マラッカ海峡を経てインド洋まで、更に欧州まで延びる。

   中国の沿岸部の港から南中国海を過ぎて、南太平洋へと延びる。

   この五つの方向に基づき、「一帯一路」の共同構築における協力の重点と空間配置に従って、「六廊六路多国多港(6つの経済回廊、6つのルート、複数の国、複数の港)」の協力の枠組みが紙面に躍如として、各国の「一帯一路」協力の参与に明確な方向性を与えた。

 

   経済から人文まで:「一帯一路」が沿線各国を繁栄させ、民生福祉を増進させる

   3年余りにわたり、「一帯一路」構想は無形から有形、点から面に、政策の疎通、施設の連結、貿易の滞りなく通じ、資金の融通、民心の相通じなどの重点分野において、実務的協力を絶えず推進し、沿線各国の繁栄と発展を促進してきた。

   ——政策の疎通:中国と「一帯一路」沿線国はハイレベルの推進、戦略のリンク、二国間と多国間メカニズム、「複線(政府と民間)」の対話及び交流協力などの政府から民間までの多次元の協力メカニズムを共同で構築し、協力の深化に向けて良好な条件を創り上げてきた。

   ——施設の連結:中国・ラオス鉄道、ハンガリー・セルビア鉄道、インドネシアのジャカルタ・バンドン高速鉄道、パキスタンのペシャーワル・カラチ高速鉄道、ピレウス港、グワダール港などの象徴的なプロジェクトから、中国ロシア原油パイプライン、中国—中央アジア天然ガスパイプライン、中国ロシア天然ガスパイプライン東線などのエネルギー施設の連結まで。建設計画のリンクから品質技術システムの統合まで、運輸の利便化促進から情報ネットワークの構築まで、国と地域の枠を越えた相互連結によって、幅広い民衆に幸福な暮らしをもたらしてきた。

   ——貿易の順調:世界貿易の低迷が続く中で、2016年は中国と「一帯一路」沿線国の貨物貿易総額が9,478億ドルに上り、同時期の中国の貨物取引の輸出入総額の25.7%を占めた。沿線国との役務取引の輸出入総額は1,222億ドルに上り、同時期の中国の役務取引の輸出入総額の15.2%を占めた。

   ——資金の融通:2016年末時点で、中国が提唱するアジアインフラ投資銀行は、9つのプロジェクトに17億ドルの融資を提供した。中国が出資して設立したシルクロード基金は約15のプロジェクトと契約を結び、投資総額は累計約60億ドルに上った。中国は「一帯一路」沿線の22の国及び地域と通貨スワップ協定に調印し、総額9,822億元人民元に達した。

   ——民心が相通じる:教育、文化、科学技術、観光、衛生、救済援助及び貧困削減などの多次元、多分野の人文交流協力を絶えず推進し、文明の相互学習と文化の融合と刷新を推進する。また、「一帯一路」の共同建設は生態環境保全に向けた協力の強化、海上協力の秩序ある推進などの分野でポジティブに進展してきた。

 

   現実から未来まで:「一帯一路」の成果はより幅広い地域に利益をもたらす

   「一帯一路」はアジア欧州大陸を通り拔けている、一方は活発な東アジア経済圏で、一方は発達した欧洲経済圏で、その中間は巨大な潜在力を持つ中央部分に位置する国家になっている。

   「一帯一路」はアジア欧州大陸を共同建設する主要地域として将来、いかにより幅広い地域とより多くの人民に利益をもたらすのか

   「『一帯一路』の共同建設:理念、実践と中国の貢献」は、「一帯一路」の共同建設も開放されており、中国は関心を寄せる国と国際組織がさまざまな方式で協力に参与し、その成果をより幅広い地域とより多くの人民に利益もたらすことを歓迎すると提示している。

   世界経済は深層から調整しながら、少しずつ復興しておるが、各国が直面する発展問題は依然として厳しい。現在の世界はいかなる時代よりも相互連結の強化を必要としている。

   人々は「一帯一路」提案を通じて、世界各国が手を携えてグリーン・シルクロード、健康シルクロード、知力シルクロード、平和シルクロードを構築し、より活力のある、より開放された、より安定した、より持続可能な、より包括的な経済のグローバル化を確立することを期待している。また、開放型世界経済システムを共同で擁護し、新しい成長エネルギー源を共同で模索することを期待している。(安蓓、林暉、陳煒煒、孫奕)

(新華社より)

推薦記事:

特別取材:「一帯一路」構想は国際社会が世界的な試練に対処する新しい機会を提供する——国連のグテーレス事務総長に聞く

「北京は準備完了」——北京市人民政府の王文傑報道官が「一帯一路」国際協力サミットフォーラムの準備状況について、新華社記者の質問に回答

 

010020030360000000000000011100531362763611