新華網北京5月10日(記者/葛晨 鄭漢根)「これは中国がグローバル化のプロセスに再び活力を奮い起こさせる試みだ」「この壮大なビジョンはアジア全体ひいては他の地域に繁栄と調和の黄金時代をもたらす可能性がある」……「一帯一路」（シルクロード経済ベルトと２１世紀海上シルクロード）国際協力サミットフォーラムが近づくにつれて、国際世論では「一帯一路」に関する研究討議にしだいに熱が入り、成功を収めるように期待するのが主流の声となっている。
当面の世界は平穏ではない。西アジアと北アフリカの激しい戦場から地中海沿岸の難民まで、また、ヨーロッパ（ Europa）のテロ襲撃からアジア・アフリカ・ラテンアメリカの貧困まで、世界は依然として多くの問題に悩まされている。世界の平和と発展の行く手はどこにあるのか？
「一帯一路」構築は「人類運命共同体」構築の１度の偉大な実践として、現在世界の平和と発展のために新しい構想や新しいモデルを提供している。
同舟共済（どうしゅうきょうさい）の道
中国・パキスタン経済回廊の拠点であるグワダル港であっても、ケニアのモンバサ・ナイロビ鉄道であっても、いずれの協力プロジェクトが実施されることも、現地に大量の雇用を創り出し、現地に長期的な利益をもたらしている。
「一帯一路」構築において、このような協力・ウィンウィンの実例は枚挙にいとまがないほどある。国連開発計画（UNDP）のヘレン・クラーク総裁は、「一帯一路」構想には中国が他国と協力し、繁栄の共有を望む態度がはっきりと示されているとみなしている。
元外交部副部長・中国人民大学グローバル・ガバナンス研究センターの何亜非主任は、「『一帯一路』が推進するのはより開放的・包容的なグローバル化であり、更には包摂性と共有性が備わったものです。」と述べている。
平等な協議の道
共に協議することは「一帯一路」建設における重要な原則だ。
現在は「光明の道」、「草原の道」、「両廊一圏」などの多数の国の発展戦略が次々と「一帯一路」構想と緊密にリンクし、平等に協議し、各方面の快適性を配慮する方法が人心に深く浸透したことを証明している。
「一帯一路」建設において、関係国は大小強弱を問わず、参加の意向があれば平等な協力のパートナーになることができる。包括的かつ大規模にすべての国と地域に開放されることがまさに「一帯一路」構想の吸引力の重要な源だ。
文明と相互学習の道
４月に閉幕した北京国際映画祭で、「一帯一路」沿線国の映画作品の放映と協力プロジェクトが目玉になった。４月にギリシャの首都アテネで開催された「文明古国フォーラム」に世界の文明古国１０カ国の代表が出席し、人類の原始文明の現代世界への啓示について共同研究を行った。
「一帯一路」は商業貿易の経路であるだけでなく、さまざまな文化と文明の相互学習と融合の道でもある。
発展を謀りながら沿線国が助け合い、協力のプロセスで平等に協議し、文明交流において相互に学習する。「一帯一路」は中国人の善意、知恵及び責任感を内包し、世界の平和、発展、繁栄を推進するために新しいエネルギーを提供する。
（新華社より）
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