新華網メキシコシティ4月17日(記者/蘇佳維)中国南方航空グループの韓文勝副総経理はこのほど、新華社記者の取材を受けた際に、次のように表明した。南方航空がこのほど、就航した中国とメキシコを結ぶ航空路線は中国・ラテンアメリカ間の人員の移動の拡大にプラスになり、双方の経済貿易交流及び中国・ラテンアメリカの人々の相互理解を促進する。
南方航空CZ377便は11日、メキシコシティのベニート・フアレス国際空港に順調に到着した。これにより、南方航空の広州-バンクーバー-メキシコシティ路線が正式に就航した。中国大陸部の航空会社としては、初のメキシコ路線でもある。
韓副総経理はまた、次のように表明した。このほど、特殊な意義を持つフライト便に搭乗してメキシコシティに到着した。南方航空が今回、就航させた路線は、往復週3便で、往路は毎週月曜、木曜、土曜に広州から離陸し、復路は毎週火曜、金曜、日曜に飛び立つ。いずれもカナダのバンクーバーを経由する。
「現在の週3便のフライトスケジュールと約80%の着座率で計算すると、我々の年間旅客輸送量は片道3万人、往復6万人になっている。私はこのうち少なくとも半数以上の旅客は新路線就航後の新規顧客だと確信している。」と韓副総経理は語る。
今年で中国・メキシコ両国は国交樹立45周年を迎え、近年は中国・メキシコ関係は全面的で快速の持続的な発展の新段階に入り、特に2013年に両国は全面的で戦略的なパートナーシップを構築した。
韓副総経理は次のように述べた。南方航空は航空連合のスカイチームとの提携パートナーであるメキシコ航空公司との協力を強化し、メキシコシティを支点として、南米地区全体に放射状に拡大していくことを模索している。双方の現在の商談の成果に基づき、旅客はインターラインのEチケットを一括で購入し、メキシコシティに到着後、メキシコ国内の17都市及び南米のその他の国の13都市に手軽に乗り継ぎできる。
しかし、韓副総経理もこの新路線が多くの困難に直面していると指摘する。
韓副総経理は「現在、大量の中国人観光客が海外旅行へ出かけていますが、メキシコは観光目的地としては中国人観光客にあまり知られていません。」と語っている。
メキシコ観光局のサルバドール・サンチェス(Salvador Sanchez)副局長の紹介によると、去年メキシコを訪れた中国人観光客の人数はわずか7万4000人だったという。昨年中国で海外旅行ブームが続き、観光客総数が延べ1億人を超えたことから見ると、メキシコの観光目的地としての潜在力はまだとても大きいという分析もある。
(新華社より)
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