アフガニスタンに駐留する米軍のニコルソン司令官は14日、米軍がアフガニスタン国内の過激派組織「イスラム国(IS)」の拠点に対し大規模爆風爆弾(MOAB)を使用した件について、「爆弾の使用は作戦遂行のためであり、他意はない」と強調しました。
ニコルソン司令官は同日の記者会見で、「われわれは過去一年間、アフガニスタン軍とともにイスラム国(IS)のメンバーらが身を隠す拠点に対して攻勢を維持し続け、その活動範囲を約三分の一にまで縮小させた。これは長期間続けてきた活動であり、今週になって始まったものではない」と述べ、今年3月初めに実施したナンガルハル州南部での合同掃討作戦を例に挙げました。その上で、「今回の作戦では技術的観点から、適切な標的に対し適切な兵器を使っただけだ。大規模爆風爆弾の使用に他意はない」としました。
ニコルソン司令官は、また、「敵は塹壕やトンネル、密集した地雷原を作った。大規模爆風爆弾でこれらを破壊することで、次の行動に移ることができるようになった」と強調しました。
(中国国際放送局)
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