新華網北京3月8日(記者/許嘉桐)再び一年ぶりに「両会」の時期が到来し、世界が中国に注目している。世界で貿易保護主義が台頭し、世界経済が不安定な情勢のもとで、中国経済は安定して前進している。外国の専門家の多くはモデル転換とアップグレード、民衆によるイノベーション、開放と寛容性が中国経済の安定に活力を注ぎ、進取とウィンウィンを実現する「ソースコード」になるという見解を示した。
モデル転換とアップグレードで「ソースコード」を作成
モデル転換とアップグレードを進める中国経済はシフトチェンジして減速したが、質と効果が向上し、供給側の改革が強化されて内生的エネルギーがより一層、強まっている。
オーストラリア国民銀行のチーフエコノミスト、オスター氏は中国の第3次産業は猛烈な勢いで発展し、在来産業のエネルギー不足を効果的に相殺しているだけでなく、経済成長の主な原動力を徐々に形成しているとの見方を示した。ケニアの米国国際大学教授で、中国問題の専門家、マチャリア氏は中国経済のモデル転換が安定して進行するにつれて、産業構造が継続的に改善され、中国は複雑に錯綜した国内外の経済環境に効果的に対応できるとの考えを示した。
民衆によるイノベーションで「活力コード」を作成
この2年近くに、大衆による起業、民衆によるイノベーションは安定して進展している。2016年に全国の新規登録企業は553万件に上り、前年比で24.5%増加し、1日当たりの新規登録企業は1万5千軒になっている。中国はますます強力なイノベーション能力を示し、世界に深い印象を与えている。
米国カムスキー社は中国に初めて進出した外資系コンサルティング会社だ。同社のカムスキー取締役兼CEOは、中国はもはや製品を生産して低価格で輸出する国ではなくなり、中国の技術とイノベーション分野の進歩は誰もが認めるところであり、外国人投資家は中国でより多くの機会を探すことができるという印象を得たと記者に語った。
開放と寛容性で「ウィンウィンコード」を注入
2016年に中国で新設された外資系企業は27,900社に上り、5%増加した。実質外資利用額は1,260億ドルで、4%増加した。世界の164の国と地域の非金融類対外直接投資額は累計1,701億ドルで、44%増加した。世界と深く融合する中国は、自国の経済成長のためにより幅広い空間を築き上げ、世界経済のために途絶えることのない原動力と活力を注入している。
中国が提唱する「一带一路」構想は、アジアインフラ投資銀行とBRICS銀行の創設も加わり、地域インフラの相互連結及び投資・融資において、多数の経済体が協力する新しいルートを切り開いた。
ケニア・ナイロビ大学、国際経済学講師のゲリーション·イチヤラ氏は、中国が国際経済の協力に参与するとき、本国の利益と全世界の民衆の利益を合わせることを重視し、他国の利益を損なわせることで自国の利益を満たしているのではないと述べた。
ロシア国際問題研究所のミハイル·デルヤギン所長は、「一带一路」構想は関係国が貿易保護主義によって生じる困難を克服するために有益であり、アジア・欧州地域経済の変革を推進して、欧州に積極的な影響を及ぼすことができるとの考えを示した。
(新華社より)
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