新華網バルセロナ3月3日(記者/張家偉、馮俊偉)5G時代がまもなく到来する。「モバイル・ワールド・コングレス 2017」(MWC 2017)が2日に閉幕し、第5世代移動通信システム(5G)に人々は思いを馳せる。業界では、5Gがモバイル接続を真に第四次産業革命の「ドライブ」とさせる望みがもてるとみなしている。
5G技術の基準は2019年に正式に発表される見通しだ。グローバルモバイル通信システム協会(GSMA)のレポートでは、次の10年には5Gネットワークが広範囲にわたって配置され、2025年までに世界の三分の一の人口をカバーするものと予想する。
5Gとは何を意味するのか。エリクソン東北アジア研究開発センターの上級技術官、彭俊江氏は、「消費者が最も直感的に感じ取るのは速さで、より速い高速ネットワークは消費者がVR(バーチャルリアリティ)やAR(拡張現実)などのデバイスをより多く使い、ハイビジョン・ビデオリソースをより多く観ることを推し進めるだろう。」と述べている。
5G時代には、大量のデータの信頼性や高速伝送により、遠隔地のデータセンターなどのインフラ設備の自動化メンテナンスを実現させることが可能だという。専門家は、車のインターネット(Internet of Vehicles)、モノのインターネット (Internet of Things)、工場の自動化や遠隔医療などへの応用が、5G時代にはいずれも可能になるものとみなしている。
中国企業は5Gを情熱をもって抱きしめている。最近の数回にわたるモバイル・コングレスでは、ファーウェイ(Huawei )、中興といった中国のモバイル通信企業がますます輝きを見せ、ファーウェイは今年グローバルモバイル通信システム協会より授与された多数の賞を獲得した。中興公司の端末製品のスポークスマンである羅偉氏は、5G技術へのアップグレードが彼らに新たなチャンスをもたらすだろうと語っている。
(新華社より)
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