クコの実を食べる時は、少量を数回に分けて、バランス良く食べるというのが原則だ。例えば、クコの実をサラダやヨーグルト、オートミールに混ぜて食べたり、そのまま食べたりすることができるが、1日に食べる量は12グラムまでにしたほうがいい。ホットケーキやビスケットなどに、クコの実を入れてもおいしい。生命時報が報じた。
季節によって異なる食べ方
春。パソコンの前に座っている時間が長い人は目が疲れやすい。そんな人は、クコの実をお湯に入れて飲むと目にいい。適量のクコの実を洗って、お湯入ったコップに入れて10—15分待ってから飲むといい。クコの実を半分に切って入れると、その効果はもっと良くなる。
夏。クコの実は、菊の花、スイカズラ、ハクジュの乾燥果実、氷砂糖などと一緒に漬けて飲むと良い。午後に飲むのがベストで、習慣的に飲むと目の疲労回復に効果があるとされている。
ただ、この方法では、クコの実の栄養成分を充分に水に溶かすことができないため、可能ならそれを沸かして飲むと一番いい。注意点は、クコの実は緑茶に入れて飲むには適さないことだ。
秋。クコの実は、洋ナシやユリ、シロキクラゲ、サンザシなどとスープにして飲んだり、適量のクコの実を洗い、ウルチ米と一緒にお粥にして食べたりすると良い。
冬。リュウガン、ナツメ、ヤマイモと一緒にお粥にして食べたり、スペアリブや羊肉を煮る時にクコの実を10-20粒入れたりすると良い。
クコの葉や花、根も栄養素が高い。蘭州大学栄養・健康研究センターのセンター長である王玉氏によると、「クコの茎や若葉は野菜として食べることができ、広東省や広西チワン族自治区などで人気だ」。
冷え対策をしなければならない冬は、クコの実を酒に7日ほど浸けて飲むといい。一番いいのは白酒(中国の蒸留酒)で、これを飲むと体が温まり、体が熱をもって吹き出物ができたりすることもない。
その他、クコの実の茎をさっと炒め、焼き魚と一緒に食べたり、肉やタケノコと一緒に炒めたり、サラダ、スープに入れたり、野菜や肉の煮こみ料理、お粥に入れたりしても栄養価が高く、おいしい。クコの花やクコの根も滋養強壮に良く、クコの種を使ってオイルや食用油を作ることもできる。
(人民網日本語版)
推薦記事: