中国国家統計局によりますと、中国では60歳以上の高齢者人数が2015年までにすでに2億2千万人に上っており、この中、子どもと同居していない、あるいは身寄りのない独居老人が約1億人を占めています。
こうした老齢人口の増加を背景に、高齢者サービス施設の不足が日増しに突出する中、民生省はこのほど、高齢者介護サービス業の改革を推進し、民間企業の高齢者介護サービスへの参入意欲を引き出し、スタートアップをする際の制度コストの引き下げを図るため、発展と改革委員会、公安省など13省庁とともに、高齢者サービス業関連施設の新設許認可手続き簡素化の推進に関する通知を公布しました。
この通知は、高齢者サービス業の投資プロジェクト許認可手続きの規範化を求めるもので、許認可プロセスをプロジェクトの許認可、建設用地の許認可、建築計画の届出、施工許可という4段階に集約、それぞれの段階における手続きの簡素化と処理のスピードアップを求めています。
(中国国際放送局)
関連記事: