新華網ワシントン2月7日(記者/徐剣梅)米国の連邦第9巡回控訴裁判所は5日早朝、上訴期間に「ロバート判事の決定」の執行を即刻、停止するように求めた米国司法省の訴えを却下した。これにより、米国のトランプ新大統領が署名した入国制限令は当面、回復・執行されなくなる。
米国ワシントン州西区連邦地方裁判所のジェームズ・ロバート判事は3日、シアトルで全米範囲でトランプ大統領による入国禁止措置の差し止めを即時に発効する判決を下した。米国司法省は4日、ロバート判事の決定は司法の権限を超越し、大統領の国家安全事務への処置を妨害したとして上訴すると発表した。
サンフランシスコにある連邦第9巡回控訴裁判所は、ロバート判事に5日までに司法省の上訴に反応を示し、司法省の弁護士に6日午後に、ロバート判事の判断について回答するように求めた。
ロバート判事の決定の発表後、米国国土安全保障省と国務省などの政府部門は4日から大統領令の全面的な差し止めを行っている。トランプ大統領は4日、ロバート判事をツイッターで「この判事とやらの意見は滑稽で、必ず覆される」と批判した。
(新華社より)
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