日本の稲田朋美防衛相は4日、訪日中のマティス米国防長官と会談しました。双方は、地域情勢や普天間米軍飛行場の移設問題などについて討議した上、日米同盟の強化を強調しました。
マティス国防長官は会談後の記者会見で、トランプ政権はアジア太平洋地域に「高い優先順位を置いている」と話しました。
これに対し、稲田防衛相は、アジア太平洋地域の安全情勢が日増しに深刻化になりつつある中、日米同盟は極めて重要だと述べ、マティス国防長官の韓国と日本への訪問を機に、三カ国の安全協力を強化するよう期待を示しました。
普天間米軍飛行場の移設問題について、双方は沖縄県内の名護市辺野古への移設が「唯一の解決方法だ」と一致しました。しかし、沖縄県民はこれに反対し、県外への移設をずっと訴えています。
さらに、トランプ大統領が選挙中、米軍駐留経費負担の拡大を日本側に求めたことについて、稲田防衛相「会談中言及しなかった」と発言しました。マティス国防長官は「軍事費負担の分かち合い(バードン・シェアリング)において、日本は他国のモデルだ」と述べ、安倍内閣発足後、日本が軍事費予算を拡大しつつあることに歓迎の意を示しました。
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