アリババグループの馬雲(ジャック・マー)会長は、世界経済フォーラム2017年年次総会(ダボス会議)に出席した際、「2008年に金融危機が発生し、19兆2000億ドルが失われ、世界で3400万の雇用が減少した。もしこれらの資産がウォール街に流れ込むのではなく、アメリカの中西部地域に投資され、産業開発のために使用されていたならば、大きな変化をもたらしたに違いない」と指摘しました。
グローバル化に対し期待を寄せる馬会長は、「現状のグローバル化には改善の必要がある。この問題の解決を、トランプ次期大統領も期待している。グローバル化は一般的にも恩恵がもたらされるものであるべきだ」と示しました。
馬会長はまた、「世界最大の経済体であるアメリカと世界第二の経済大国である中国の間に貿易戦争が起こることは想像できない。もしそれが発生すれば、両国、ひいては世界に災難をもたらすことになる」と話しました。
(中国国際放送局)
推薦記事: