新華網北京1月20日 習近平国家主席は18日、スイスのパレ・デ・ナシオン(国連ジュネーブ本部)で「人類の運命共同体を共に語り築こう」をテーマとするハイレベル会議に出席し、『人類の運命共同体を共に構築しよう』と題する基調講演を行い、人類運命共同体の理念について深く、全面的かつ系統的に述べた。
習主席が提起した人類の運命共同体の構築、ウィンウィン・共同享有の実現を目指す方案は、国際社会から高い評価を得た。多国の専門家は、この理念と関連の主張が中国の知恵を十分に体現し、人類にとっての普遍的な意志や追求を表現し、世界発展の新たな道を捜し求めるために努力すべき方向性を与えたとみなしている。
中国の理念は人類の普遍的な追求を体現している
習主席は講演の中で次のように指摘した。人類はまさに大発展、大変革、大調整の時期にある。平和のトーチを代々に伝え、発展の原動力を次々と絶え間なく注ぎこみ、文明の光芒を眩く輝かせることは、各国人民の期待するところであり、我々の世代の政治家が担うべき責任でもある。中国の方案は、人類の運命共同体を構築し、ウィンウィンの共有を実現することだ。
イタリアの国際問題専門家、ジアンカルロ・パナメーラ(音訳)氏は、習主席が提起した人類の運命共同体の構築、ウィンウィン・共同享有の実現を目指す方案は、中国の知恵を十分に体現し、中国文化における共栄と包容の理念も体現していると見ている。パナメーラ氏は、特に現在、世界の発展が困難な状況にある背景のもと、習主席が行った人類の運命共同体の構築に関する各主張は、大国の責任感という積極的意義を一層備え、世界平和を維持し、世界の発展を促進し、衝突を避けさせ、共同繁栄を促進する方案で、世界に非常に有益な思考方式を与えており、全世界、各国に利益を受けさせるだろうとみなしている。
5つの方面における努力すべき方向性を明示
習主席は、人類の運命共同体を構築するためのキーポイントは行動にある。国際社会はパートナーシップ、安全保障枠組み、経済発展、文化交流、生態系建設などの面から努力を払っていくべきだと強調している。
「習主席は発言の中で、対話と協議を通じて食い違いを解決するという態度こそ、世界の大多数の国々が見届けたいと望んでいるものだと強調しています。」とブラジルのリオデジャネイロ州立大学の国際関係学部主任で政治学者のマウリシオ・サントロ(音訳)氏は述べている。
メキシコシティ国立自治大学のアジア問題専門家、ホセ・ルイス(音訳)氏は、「国際情勢が日増しに緊迫化する背景のもと、習主席が行った核兵器全面禁止並びに核兵器の全面的廃絶、『パリ協定』実施の共同推進などの呼びかけは、中国が多国間主義の重要な支柱で、中国がグローバルガバナンスにおいて重要な役割を果たし、積極的に貢献していることを体現している。」と述べている。
人類発展の新たな道を手を携えて共に探る
国際社会は、習主席が行った人類の運命共同体の構築に関する説明は十分に系統的なもので、方向性を明示したうえになお、その方法も提起していたと普遍的にみなしている。多くの専門家は、今後各当事者がその理念の導きのもとで新たなグローバルガバナンスのモデルを確立し、人類全体の利益に合致した発展の道を捜し求めることに対し、積極的な見方を表している。
日本・杏林大学大学院国際政治学科の劉 迪教授は、「習主席が提起した人類運命共同体の思想には、人類の進歩という理想が反映されている。これまでの国際秩序では一部の強国や大国の利益ばかりが反映され、非合理的な面が存在していた。しかし中国はこれに対し全面的な否定を主張するのではなく、人類全体の利益に基づいて、全人類に適したルールを調整し、共に討議することを主張している。」と述べている。
韓国世宗 研究所中国研究センターの李泰桓主任は、「習主席は対話と協議、共同建設、共同共有を通じて、恒久平和と普遍的安全性を維持できる世界の構築を提起しており、私はこれを深く称賛する。朝鮮半島情勢は特に各当事者が対話と協議を通じて食い違いを解決することが必要だろう。」と述べている。
(執筆記者:何夢舒;参与記者:胡暁光、王星橋、桂涛、趙焱、王慧娟、沈紅輝、倪瑞捷、杜白羽)
(新華社より)
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