新華網ベルン1月18日 中国の習近平国家主席は17日、スイスのダボス会議センターで開かれた世界経済フォーラム(WEF)2017年年次総会(ダボス会議)の開幕式に出席し、「共に時代の責任を担い、共に世界の発展を図ろう」と題する基調講演を行い、経済グローバル化を揺ぎなく推進し続け、経済グローバル化の方向をしっかりと導き、活力に富む成長モデル、開放ウィンウィンの協力モデル、公正で合理的なガバナンスモデル、均衡で遍く利益をもたらす発展モデルを構築し、人類の運命共同体意識をしっかりと樹立し、共に担い、力を合わせて難関を切り抜け、全世界の発展を共に促しなくてはならないと強調した。
習近平主席は次のように強調した。中国の発展は世界にとってチャンスであり、中国は経済グローバル化の受益者である以上に、貢献者でもある。中国経済の急速成長は、世界経済の安定と成長を継続的に強力に促進している。中国と多くの国家の連動発展は、世界経済の発展をよりバランスが取れるようにする。中国の貧困撲滅事業が獲得した重大な成績は世界経済の成長をより包容にする。中国が引き続き改革開放を促すことは、開放型世界経済の発展に重要な牽引力を提供することになる。中国人民は各国の人民が中国発展の「急行列車」、「都合のよい車」に乗ることを歓迎している。
習近平主席は次のように指摘した。「一帯一路」を提出して3年来、100以上の国と国際組織が積極的な支持を表明し、40以上の国と国際組織が中国政府との協力協議書に調印し、「一帯一路」の「友達同士」が拡大している。中国の企業は既に沿線国家に500億ドル以上を投資し、一連の大型プロジェクトが展開され、各国の経済発展を促し、大量の雇用機会を創出している。「一帯一路」は中国からの構想だが、その成果は世界に恩恵がおよぶ。
習近平主席は今年の5月、中国が北京で「一帯一路」国際協力ハイレベルフォーラムを主催し、ともに協力事業について討議し、協力のプラットホームを共に築き、協力の成果を共有し、今の世界経済と地域経済の直面する問題の解決のために対策を探し、連動式発展の実現に新たなダイナミクスを注ぎこみ、「一帯一路」の構築を各国の国民に利益と幸福をもたらすものとして行きたいと発表した。(翻訳・薛天依)
(新華社より)
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