世界で初めて3Dプリントされた19センチの脊椎の移植手術を受けた袁さんが最近、診察を受け、移植された5つの関節の3Dプリント脊椎が、脊柱と少しずつ連結して一つになり始めていることが判明した。執刀医である北京大学第三病院の劉忠軍医師によると、「これは骨が融合している兆し」という。北京日報が報じた。
劉医師によると、「これら骨の組織は今後、3Dプリントした海綿状の脊椎の中へと伸びて行き、少しずつ脊柱と一体になる」。
悪性腫瘍・脊索腫が発生したため、袁さんは5つの関節分の脊椎を切除し、人工脊椎を移植しなければならない事態に陥った。
そして、腫瘍を取り除くために、まずは脊柱の後ろ側から5つの関節分の脊椎を切除した。そして、その1ヶ月後に2回目の手術を受け、3Dプリントした19センチのチタン合金製脊椎を移植した。袁さんは、世界で最も長い3Dプリント脊柱を移植した患者となった。
それから7ヶ月が経ち、袁さんは今では車を運転したり、自転車に乗ったり、簡単な家事をしたりできるまでに回復したという。
(人民網日本語版)
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