新華網北京12月29日(記者斎湘輝、査文曄)中国国務院台湾事務弁公室の安峰山報道官は28日の定例記者会見で質問に応じて次のように表明した。「九二共識」の核心の含意は両岸が一つの中国に属するのを認めることだ。いかに表現されようとも、両岸が同じ一つの中国に属するという核心的な認知から逸れることはできない。この核心はかけがえのないものだ。
ある記者が次のように質問した。「ある学者が先日、一つの中国の原則を基礎に、両岸双方は「九二共識」以外に、もう一つの新たな共通認識を探すことができる。両岸が同じ中華民族に属するのは両岸双方の新たな共通認識になれると表明していた。報道官はこれに対してどのように論じるか?』
安報道官は次のように表明した。我々が一つの中国の原則を堅持する立場や態度は一貫し、明確で、揺るぎないものだ。「九二共識」を承認し、両岸が同じ一つの中国に属することを認めてようやく、両岸双方は共通の政治的な基盤を持つことができる。いかに表現されようとも、両岸が同じ一つの中国に属するという核心的な認知からそれることはできない。この核心はかけがえのないものだ。
また、ある記者が次のように質問した。「今年5月以来、台湾地区の新しい執政当局が「九二共識」の承認を拒み、両岸が同じ一つの中国に属することを認めず、両岸関係の平和発展の政治的な基盤を破壊してきた。2017年を展望し、両岸交流に「民間での交流は盛んであるが、政治的な関係が冷え切っている」局面が現れる見通しだと指摘するコメントがあるが、報道官はこれに対してどのように論じるか?」
これに対し安報道官は次のように答えた。現在の両岸関係にこのような局面がもたらされた原因と責任について、皆さんは十分にお分かりだろう。我々が一つの中国の原則を堅持し「台湾独立」に反対する立場は揺るぎないものだ。「九二共識」は両岸関係の平和的発展の礎石であり、台湾地区当局に両岸関係を改善しようとする善意や誠意が本当にあるなら、はっきりと、少しもうやむやにせずに「九二共識」の堅持という共通の政治的基盤に戻らねばならない。このようにしてようやく、両岸双方は接触し、交流することができ、両岸関係にも改善と発展の空間が生まれるのだ。
(新華社より)
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