業界内で熱望されていた「国家法」が、 30年間の下準備を経てついに産声を上げた。第12期全国人民代表大会常務委員会第25回会議での審議・通過を経て、伝統中国医薬の振興を目的として制定された初の国家法「中華人民共和国中国医薬法」が25日に誕生した。同法の誕生により、中国医薬の継承と普及および中国医薬事業の発展促進に強力な法的支援が得られることとなった。新華網が報じた。
国家中国医薬管理局局長を務める国家衛生・計画出産委員会の王国強・副委員長は、全国人民代表大会常務委員会弁公室による記者会見において、「『中国医薬法』は、全面的かつ系統立てて中国医薬の特色を現した中国初の総合的な法律であり、中国医薬発展に関する党・国家の方針・政策を法律という形で具現化したものである。中国医薬に対する国民の期待やニーズが法律という形で示されたことは、漢方医薬業の発展にとって一里塚的な意味を持っている」とコメントした。
「中国医薬法」は、「中国医薬サービス」「中国医薬の保護および発展」「中国医薬人材の育成」「中国医薬の科学研究」「中国医薬の伝承と文化普及」「保障措置」「法的責任」など9章63条で構成されており、2017年7月1日から施行される。
(人民網日本語版)
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