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財経観察:中国は依然として吸引力に富む投資先国
jp.xinhuanet.com | 発表時間 2016-12-28 16:16:57 | 新華網 | 編集: 薛天依

  新華網北京12月28日(新華社記者/張涛 兪懋峰)中国商務部はこのほど、2016年の中国の実質外資利用額(金融分野を含まない)は約7,850億元人民元に上る見込みで、25年連続で発展途上国で1位になると表明した。国際オブザーバーは世界経済の低迷、保護主義の台頭、国際直接投資は逆風に遭ったが、巨大な市場と整備された産業チェーンなどの優位性に恵まれて、中国は依然として世界で最も吸引力のある投資先国の一つになると見なしている。

  国連貿易開発会議(UNCTAD)が今年10月に公表した報告書によると、2016年の世界での外国直接投資は昨年比で10%から15%減少すると推計される。外部環境は不利であっても、中国の実質外資使用額は安定して増加し続け、且つ外資の利用構造も絶えず改善され、その価値は著しく上昇している。

  外資はサービス業にますます多く流入するだけでなく、資本と技術集約型産業及び高付加価値分野に偏り始めている。富士通総研経済研究所の金堅敏主任研究員は次のように説明した。異なる時期と発展段階において、一つの国の外資吸収における優位性は変化する。中国は人的コスト方面の優位性が低下しており、現在の中国最大の優位性は市場、人材及び産業クラスターだと言える。

  インドネシアのシンクタンク、アジアイノベーション研究センターの局長で、中国問題専門家のバンバン・スルヨノ氏は、次のようにみなしている。今後中国の産業は引き続き高(高技術)、新(高新技術)尖(先端技術)の方向に向かって発展し、良好なイノベーションの基盤と政策支援により中国は世界で最も革新的な企業の投資と発展に適した国となるだろう。中国の一流のインフラや比較的高い生産効率、整った産業チェーンにより中国は国際的なハイエンド製造業の投資誘致の面で非常に大きな優位性を備えるようになった。

  外資による対中投資の構造は最適化し、投資地域も絶えず拡大している。米クレーンシェアーズ(KraneShares)の最高運用責任者(CIO)Brendan Ahern氏は、外国資本は中国の異なる地域で異なる投資形式をとっている。中国東部の沿海地域ではすでにローエンド製造業からハイエンド製造業までの転換を経験しているが、中国内陸部の労働コストは急上昇していない、との見方を示している。

  ケニア・ナイロビ大学で国際経済学の講師を務めるガリション・イジヤラー(音訳)氏は、中国の「一帯一路(シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード)」構想が中国と沿線諸国との相互投資や貿易往来を強化したことは、中国の対外投資において体現されただけでなく、中国の沿線諸国に対する資金の引き寄せにおいても表現され、外資の中国投資に新たな空間を開拓したと述べている。(参加記者:銭錚、張小軍、凌馨、金正、李銘、王雪、李保東、李海涛、鄭世波)

 

(新華社より)

 

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財経観察:中国は依然として吸引力に富む投資先国

新華網日本語 2016-12-28 16:16:57

  新華網北京12月28日(新華社記者/張涛 兪懋峰)中国商務部はこのほど、2016年の中国の実質外資利用額(金融分野を含まない)は約7,850億元人民元に上る見込みで、25年連続で発展途上国で1位になると表明した。国際オブザーバーは世界経済の低迷、保護主義の台頭、国際直接投資は逆風に遭ったが、巨大な市場と整備された産業チェーンなどの優位性に恵まれて、中国は依然として世界で最も吸引力のある投資先国の一つになると見なしている。

  国連貿易開発会議(UNCTAD)が今年10月に公表した報告書によると、2016年の世界での外国直接投資は昨年比で10%から15%減少すると推計される。外部環境は不利であっても、中国の実質外資使用額は安定して増加し続け、且つ外資の利用構造も絶えず改善され、その価値は著しく上昇している。

  外資はサービス業にますます多く流入するだけでなく、資本と技術集約型産業及び高付加価値分野に偏り始めている。富士通総研経済研究所の金堅敏主任研究員は次のように説明した。異なる時期と発展段階において、一つの国の外資吸収における優位性は変化する。中国は人的コスト方面の優位性が低下しており、現在の中国最大の優位性は市場、人材及び産業クラスターだと言える。

  インドネシアのシンクタンク、アジアイノベーション研究センターの局長で、中国問題専門家のバンバン・スルヨノ氏は、次のようにみなしている。今後中国の産業は引き続き高(高技術)、新(高新技術)尖(先端技術)の方向に向かって発展し、良好なイノベーションの基盤と政策支援により中国は世界で最も革新的な企業の投資と発展に適した国となるだろう。中国の一流のインフラや比較的高い生産効率、整った産業チェーンにより中国は国際的なハイエンド製造業の投資誘致の面で非常に大きな優位性を備えるようになった。

  外資による対中投資の構造は最適化し、投資地域も絶えず拡大している。米クレーンシェアーズ(KraneShares)の最高運用責任者(CIO)Brendan Ahern氏は、外国資本は中国の異なる地域で異なる投資形式をとっている。中国東部の沿海地域ではすでにローエンド製造業からハイエンド製造業までの転換を経験しているが、中国内陸部の労働コストは急上昇していない、との見方を示している。

  ケニア・ナイロビ大学で国際経済学の講師を務めるガリション・イジヤラー(音訳)氏は、中国の「一帯一路(シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード)」構想が中国と沿線諸国との相互投資や貿易往来を強化したことは、中国の対外投資において体現されただけでなく、中国の沿線諸国に対する資金の引き寄せにおいても表現され、外資の中国投資に新たな空間を開拓したと述べている。(参加記者:銭錚、張小軍、凌馨、金正、李銘、王雪、李保東、李海涛、鄭世波)

 

(新華社より)

 

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