新華網北京12月13日(新華社記者/何雨欣、陳尚営) 中国の工業分野で最高の栄誉とされる中国工業大賞で１１日、第４回受賞企業と受賞プロジェクトが発表され、打ち上げるロケットから海を駆け巡る空母プロジェクトまで、グリーン・低炭素からスマート製造まで、そして1枚のチップから１粒の薬剤まで、この工業分野のランキングは「製造大国」の最高レベルを代表しており、中国の工業が「大」から「強」へ邁進している有力な証拠でもある。
キーワード：イノベーション＋リード
イノベーション駆動を緊密に結びつけ、ハイエンドにより発展をリードする。これらの受賞企業が科学技術、イノベーションの成果への転換推進などの面で新たな政策を先駆けて試行し、世界をリードするレベルを懸命に創り出していることが容易に分かる。
例えば、中車戚墅堰機車車両工芸研究所有限公司の「高速鉄道列車の高い信頼性をもつギアトランスミッションシステム （Gear Transmission System）の研究開発と産業化」プロジェクトは、高速鉄道のギアトランスミッションシステムの全面的な自主研究開発を実現させ、輸入製品に代わって世界の高速鉄道技術の制高点を奪取した。
キーワード：スマート＋グリーン
受賞企業と受賞プロジェクトは製造業と「インターネット ＋（プラス）」の融合的発展の加速に取り組み、カギとなる工程のデジタル化、重要ポストのロボットによる労働代替化、生産過程におけるスマート化・最適化制御に照準を合わせ、伝統産業のモデル転換とアップグレードを実現させた。グリーン製造や持続的な発展も一部の受賞企業の顕著な注目点となった。
キーワード：強力な基礎＋心情
一部の受賞企業と受賞プロジェクトは核心となる基礎部品（部品）や先進的な基礎工程、カギとなる基礎材料及び産業技術の基礎などの基礎能力建設において、革新し、困難を打ち破ってきた。
産業文化は大国の心情の表れだと言える。一部の受賞企業は率先して探索・実践し、中国の産業文化の精髄を絶えず精錬し、大慶精神（「工業は大慶に学べ！」の精神）や「両弾一星」（原子爆弾 、水素爆弾、人工衛星）の精神から有人宇宙航空の精神まで、共通の価値観や時代の精神を形成した。それには例として「航空宇宙産業をリードし、卓越性を追求する」を使命とした中国運載火箭（キャリアロケット） 技術研究院、生命のタブー、ロプノールで年産力１２０万トンの硫酸カリウム工場を建設した国投新疆ロプノール・カリウム塩有限責任公司などが挙げられる。
「これらは企業と企業家を代表し、業界の前途、民族振興、国家の実力、歴史的責任、そして人類に対する貢献を真剣に考えつつある表れだと言えます。」と中国工業経済連合会の李毅中会長は述べた。
（新華社より）
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