新華網キャンベラ3月23日(新華社記者/徐海静)中国国務院の李克強総理が3月22日からオーストラリアを公式訪問する。これは2014年の習近平国家主席のオーストラリア訪問後に続く、中国の指導者によるオーストラリアへの再度の重要な訪問となる。
2年余りにわたり、中豪の二国間関係は新たな高さで健全で安定した発展を維持し続け、全面性、戦略性及び実務性が中豪の二国間関係の新しい特徴となった。国際情勢が不確実性に満ちた今日、中豪は更に協力を強化し、共に挑戦を受けて立ち、逆グローバル化の暗流を抵抗するべきだ。
中豪の自由貿易協定は両国の自由貿易戦略の入り交じりだと言える。中国の今年の政府活動報告は、中国が国際貿易と投資の自由化・利便化を引き続き推進していくと指摘する。オーストラリアのターンブル首相が先月中国の王毅外交部長と会見した際、オーストラリア側は貿易自由化の揺るぎない提唱者であり受益者だ。オーストラリアが中国側とともにいかなる保護主義にも断固反対することは、豪中両国と世界の共通の利益に合致する。」と表明していた。
現在、世界経済は回復力が乏しく、不確実性が浮き彫りになり、逆グローバル化の暗流が沸き起こっている。このような背景のもと、中豪両国がグローバル化を揺るぎなく支持し、開放経済と自由貿易を支持するという態度を表明したことは、とりわけ貴重だと思われる。
中国側はこれまでずっと、地域経済の一体化の促進に役立ち、世界の自由貿易体制を守る地域的計画に役立つことすべてに対し、積極的で開放的な態度を維持してきた。逆流が強ければ強いほど、定力(ぶれない力)を 必要とする。グローバル化の受益者として、中豪両国はコンセンサスを強化し、開放型世界経済の構築に取り組み、国際貿易体制を守り、保護貿易主義に反対する明確なシグナルを外部に向けて共同で発信していくだろう。
(新華社より)
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