新華網台北12月12日(記者/付敏 李凱)9日に転覆した台湾基隆の漁船「金瑞益88号」の船長の遺体が11日午後、救援隊員に発見された。11日21時の時点で、船上で転覆した8人のうち、すでに大陸籍の漁船員2人が救助されたが、台湾籍の船長1人が犠牲となり、大陸籍漁船員3人、ベトナム籍漁船員2人を含む5人の行方が未だに分かっていない。
「金瑞益88号」は7日昼にエビ漁に出たが、天候不良のため9日夜に基隆に引き返し、21時ごろ新北市富貴角の沖を通過中に高波に遭い、漁船全体が瞬く間に転覆した。大陸籍の漁船員、林某が船外に投げ出されたが、防舷材(ぼうけんざい)につかまって30分ほど浮いていたところを付近を通りかかった漁船に救助された。
10日の明け方4時、転覆した「金瑞益88号」は海に浮いていたところを発見され、船主が海上捜索の専門業者と台湾側の海岸巡防署(海巡署、海上保安庁に相当)に連絡をとり捜索を展開したが、風と波が強すぎで困難を乗り切れていないという。
原稿送信の時点で、漁船の転覆事故により未だ5人が行方不明となっている。
(新華社より)
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