新華網北京12月2日 (新華社記者) 「胸中(キョウチュウ)には大義を、心中には人民を、肩には責任を、筆には乾坤(ケンコン)を」、11月30日、習近平総書記は中国文学芸術界連合会第10回全国代表大会、中国作家協会の第9回全国代表大会で重要講話を行い、広範な文学芸術従事者を高く評価し、切なる期待を提出した。
多国の文化界の関係者は習主席の談話について評価した際、博大精深な中華文明は唯一無二の、魅力を備えた中国文化を育んでおり、今後はより多くの優れた中国の文芸作品を世界へ送り出すことができるよう期待しているとの見方を示した。
ドイツ国家図書館東アジア研究所のマティアス・コーウェン(音訳)所長は、中国文化、特に伝統文化にはこの民族特有の価値観が含まれており、中国人が誇りに思うべき価値があると述べている。
東京中国文化センターで中日文化交流に従事している吉野桜さんは、文芸作品は時代の様相を最も反映することができ、また時代の気風を導くこともできる。文学・芸術の力は人の心を動かし、人を励まし、人々の楽観的且つ積極的な心理状態を奮い立たせることができるので、すばらしい文芸作品は全人類共通の財産だとの見解を示している。
フランスの芸術家、Gregoire de Gaulle (音訳:グレゴワール・ドゴール)氏は習主席が提起した「文化への自信を強く持つ」と「勇気をもって革新・創造する」に感慨深い思いを抱いたという。ドゴール氏は次のような認識を示している。中国は文学、絵画、彫刻、演劇、ダンスといった各分野でいずれも深い歴史的蓄積を有し、文化への自信は中国の文学芸術従事者が伝統の中からインスピレーションを汲み取るのを奮い立たせることが可能で、中国の優れた民族文化を継承させていく。また、品の高い「革新・創造」が中国文化を絶えず豊かにする。これにして、はじめて中国は自己の文化や創作の独自性を保存し、発展させることができるだろう。
吉野桜さんは、中華の文化、特に中国の伝統文化は日本で十分な市場基盤を持っているので、中国のより多くの現代的な優れた作品を日本の民衆が見られることを期待していると述べている。
マティアス・コーウェン(音訳)所長も、中国はより多くの優れた文芸作品を世界へ送り出し、世間の人々に中国の歴史や現実をより良く理解してもらうべきだとの見方を示した。
(新華社より)
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