新華網クアラルンプール11月30日(記者/韓新頴 湯丹鷺 劉奕湛)「国を離れることなく、中国の重点大学に通えるうえに、両国政府が認証する証書を取得できることが魅力でした。」マレーシアの学生、黄紫薇さんは厦門大学マレーシア分校を選んだ理由を記者にこう語った。
マレーシアは「一帯一路」沿線の重要拠点になる国だ。厦門(アモイ)大学マレーシア分校は中国の重点大学が初めて海外に設置した分校で、クアラルンプール国際空港の近くにある。
キャンパスの敷地面積は計150ムーで、厦門大学本校の建物の風格を引き継ぎ、現在その一期目工事がすでに完成して投入・使用されており、今年の一期生として募集採用された学生1300人の使用に供される。二期目は工事中で、来年春に完成が予定され、その際にはマレーシアのナジブ首相が自ら分校のために除幕式を行うことになっている。
王瑞芳学長は記者に次のように述べた。大学の創設にとって最も重要なのは、教師陣や学科の設置だといえる。厦門大学では2011年から多くの事前調査を行っており、厦門大学が得意とする専攻とマレーシア現地のニーズをつなぎ合わせている。大学では現在13科目を設置し、学生に最も人気があるのは中国要素を含んだ中国語と中国医学などの学科で、商科系学科の学生募集率も比較的高い。
王瑞芳学長は、今年の募集状況から見て、4~5年の間に、本科や修士、博士を含めた在校生の数が5000人に達する見通しで、8~10年後には、在校生が1万人まで増えることが見込まれると述べた。
王瑞芳学長は更に次のように述べた。現在マレーシアには西側の大学の分校が多くあるが、その多くは金儲けが目的だ。しかし、厦門大学の分校は多元的な文化の融合を位置づけとした国際的な大学であり、「深く学問を研究し、専門人材を養成して、世界の文化を広く伝え、発揚する」をモットーに、学校が今後利益を得たら、それを学校の発展と建設にも投入していく。
当面の中国経済と文化の実力は絶えず強まり、周辺諸国にとってもその魅力がますます強まっている。王瑞芳学長は、人々が厦門大学マレーシア分校について触れた時には、「ここは中国人が開いた国際的な大学です。」と伝えたいと語っていた。
(新華社より)
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