新華網北京11月10日 2016年の米国の大統領選挙が9日に幕を閉じ、共和党の大統領候補、ドナルド・トランプ氏が米国の次期大統領に当選した。多国の政府要人や国際機関の高官がトランプ氏に祝賀の意を表し、また米国新政府と共に世界的な課題に対処し、平和な世界を共に構築することを希望した。
潘基文(パン・ギムン)国連事務総長は声明を発表し、国連創設時からの加盟国及び安全保障理事会の常任理事国として、米国は各種の国際アジェンダの中で重要な役割を果たしており、米国新政府が相互理解の推進、気候変動への対応、持続可能な開発目標の実施などの面で国際的な協力を強化できるよう期待すると表明した。
ロシアのプーチン大統領は、ロ米関係の緊張状態を力を合わせて打破し、国際における差し迫った問題を解決し、世界的な安全保障上の課題に対処する効果的な策略を共に求めていきたいとの望みの意を表した。
日本の安倍晋三首相は、日米両国は揺るぎない同盟であり、トランプ氏と緊密に協力し、両国が主導的な役割を果たせるよう推進して、アジア太平洋地域の平和と繁栄を確保できるよう心から期待すると語っている。
韓国の朴槿恵(パク・クンヘ)大統領は、両国が今後朝鮮問題や韓米同盟関係の発展の面でより堅固な協力を行うことを期待すると表明している。
フランスのオランド大統領は、米国はフランスの重要な協力パートナーの1つであり、米国新政府と早急に対話を行う見通しで、その際には平和やテロ、中東情勢などの問題が重点的な議題となるだろうと表明している。
サウジアラビアのサルマン国王は、トランプ氏が中東地域と世界の安全・安定を守るという使命を遂行する面で、成功が得られるよう望んでいるとの見方を示した。
国連環境計画(UNEP)エグゼクティブ・ ディレクターのエリック・ソルヘイム氏は、米国はすでに気候変動などの世界の環境アジェンダの重要な指導者となっている。米国がそのリーダー的役割を保持し続けることを望んでおり、トランプ政権とともに地球全体に影響を及ぼす環境問題を解決できるよう期待しているとの見方を示した。(参加記者:倪紅梅、安暁萌、沈紅輝、王家輝、韓冰、石寿河、周珺、鄭江華、王波、劉彤、楊江玲、金正、呉宝澍)
(新華社より)
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