新華網ソウル11月9日(記者/王家輝)政府の機密漏えい疑惑を受けて、韓国の朴槿恵大統領は8日、国会が推薦する候補者を首相に任命するとの意向を示した。同日、韓国検察当局は政府の機密漏えい疑惑の核心的人物、崔順実容疑者が政府の機密文書を閲覧したことを確認し、崔順実容疑者の腐敗問題に関する調査も早急に進めている。
韓国連合通信社によると、朴槿恵大統領は8日に国会を訪れ、丁世均議長と約13分間会合した。朴槿恵大統領は、大統領としての最大の職責は国政を正常化することであり、国会が与野党の協議を経て推薦する候補者であったら、その人を首相に任命し、実質的に内閣を統括させるようにすると述べた。朴槿恵大統領は先ごろ、盧武鉉政権で幕僚を務めた金秉準氏を首相に指名したが、野党から強く反対された。
これに対し、執政党のセヌリ党は受け入れる意向を示し、与野党が協議するように勧めている。また、野党は朴槿恵大統領に「第一線からの完全な退陣」を求めている。
8日、韓国の民衆の抗議活動が続いている。全国の144の舞踏団体、岭南大学の100人の教授、忠清北道遠東大学学生会、京畿中央地方弁護士協会などの団体は同日、時局宣言の発表と署名活動などを通じて、朴槿恵大統領による政府の機密漏えい疑惑に抗議し、退陣を求めた。
(新華社より)
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