習近平国家主席は13日にプノンペンでカンボジアのフン・セン首相と会談した。
新華網プノンペン10月15日 (新華社記者/張艶芳)この数年、中国の「一帯一路(シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード)」構築の提起に伴い、中国はカンボジアと生産能力、貿易投資、農業、観光及びインフラ建設などの分野における協力を迅速に進めており、両国の共同発展は新たな原動力を得て、二国間の経済貿易協力は盛んに成長している。
在カンボジア中国大使館のデータによると、2016年の上半期に中国・カンボジアの二国間貿易額は23億4000万ドルに達し、去年の同時期より10.2%増加したという。これは疑いなく両国が2017年の貿易総額を50億ドルに達成させる目標の実現を加速する見通しだ。
2015年にカンボジアが受け入れた中国人観光客は延べ約70万人で、前年より24%増加し、カンボジアを訪れた中国人観光客数は外国人観光客数の上位2位で、年平均成長率は2桁に達している。カンボジアは中国を主要な顧客源とみなし、2020年までに中国人観光客を毎年延べ200万人を受け入れる目標を計画し、また現地に人民元決済を奨励するといった一連の措置を講じて、中国人観光客に便宜を与える準備をしている。
中国とカンボジアの貿易額が年々上昇し、経済貿易協力が頻繁であることは、両国経済の相互補完性と経済貿易関係の持続可能性を示しており、中国とカンボジアの全面的戦略パートナーシップが絶えず新たな段階へ進むように推進し続けている。
「一帯一路」構想における中国・カンボジアの協力モデルと讃えられているカンボジア・シアヌークビル経済特区(SSEZ)は、中国・カンボジア両国の企業が共同出資で開発したものだ。当経済特区は総計画面積が11.08平方キロメートルで、主要産業は軽紡織・服装、機械・電子及びハイテクとなっており、2008年に正式に定礎式が行われて以来、すでに9年を歩み、現在ではカンボジアの建設規模が最大で、就業人口が最多な経済特区に発展している。
投資以外にも、中国がインフラや民生分野を重点として、文化、農業、教育、衛生、ビジネスといった各分野もカバーし、カンボジアに一連の経済技術援助を提供していることは、カンボジアの経済発展や貧困削減、民生の改善にとって重要な役割を果たしている。
カンボジア公共工事運輸省のLim Sidenine長官は、国際インフラ投資および建設フォーラム(IIICF)で、「一帯一路」により構築された経済回廊がカンボジアと地域内経済及び世界経済を緊密に結ばせ、カンボジアを一層世界に向かって進ませるだろうと述べていたという。
(新華社より)
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