新華網ジュネーブ9月29日(記者/張淼)世界保健機関(WHO)は27日、新しい報告書を公表し、このうちの大気質モデルから、世界の92%を占める人口が大気汚染レベルがWHOの制限値を超える地域で生活していることがわかった。
このモデルは衛星・地上観測ステーションのデータに基づき、各国の人口と大気汚染状況を分析し、その結果から世界の大多数の人口の所在地の大気汚染レベルが『世界保健機関環境大気質指南』の制限値を超えていることが判明した。この基準は、粒径2.5マイクロメートル以下の微小粒子状物質(PM2.5)で、年平均値は1立方メートル当たり10マイクロメートル以下となっている。
WHOで公共衛生及び環境などの事務を担当するマリヤ・ネイラ氏は「この新しいモデルによって、我々は大きな一歩を前に踏み出した。室内及び室外の大気汚染に晒されたことが原因で、600万件余りの死亡例(世界の毎年の総死亡者数の9分の1を占める)が発生しており、この巨大な地球の負担に対し、より信頼できるデータを概算できる。」と述べた。
(新華社より)
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