シューマッハ氏は、G20は世界の経済秩序で最も重要なプラットフォームだとの認識を示した。世界経済は成長が鈍化しており、構造的な改革が迫られている。2014年11月のG20ブリスベン サミットでは、G20全体のGDPの水準を2018年までに2%以上引き上げるための「ブリスベン行動計画」が発表された。しかし世界経済の現状をみると、構造改革を実施しなければ、この目標は実現が難しいとしている。
シューマッハ氏はまた、「中国が取り組んでいる構造改革は非常に重要だ」と指摘。「中国は中所得国の仲間入りをしたため、一次産品に替わるハイテク製品を発展させ、ハイテク技術を応用した製品への投資を拡大する必要がある。サービス業改革も軽視できず、高付加価値のミドルハイエンドサービスへの転換を図るべきだ。中国は構造改革の重要性を強調しているが、これは世界経済の改革に重要な意義を持つものだ」と述べた。
(チャイナネット)
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