8月に配車サービス最大手の「滴滴出行」は米国の配車アプリ、ウーバーのブランド、業務、データなどのすべての資産を買収すると発表した。美的によるドイツの産業ロボットメーカー、クーカの買収も「佳境に入り」、クーカが保有する発行株式数の割合は94.55%まで上昇した。前者は中米企業のインターネット経済、経済の新業種を共有する協力であり、後者は「中国製造」及び「ドイツ製造」が新しい産業革命の潮流の中で提携し、中国企業と資本の世界的な競争力を反映している。その背後に中国経済のモデル転換とアップグレードがあり、世界経済の潮流をリードするハードパワーがある。
中国の対外開放は絶えず深層まで拡大し、中国の開放的な外資誘致と中国企業の海外投資も含まれる。中国資本の背後にある巨大な中国市場が外国企業にとって強大な吸引力であることは否定できない。
ウーバーと「滴滴出行」が競合から協力する関係になったことから、中国市場でのシェアがたとえ10%足らずでも、米国で誕生したインターネットの新興企業であるウーバーが中国市場を簡単に手放さないことは容易にわかる。
新経済が力強く発展すると同時に、中国の製造業のモデル転換とアップグレードはまさに安定して進行している。ケルンドイツ経済研究所は中国の生産と供給の構造は変化し、「中国製造」のラベルはますます高度技術製品に貼付されるようになったと指摘する。
中国資本の「海外進出」は製造業に集中しており、このM&Aという「快速ルート」によって、先端技術、ブランド及び管理能力を吸収し、「中国製造」の品質向上に向けて強大なエネルギーを注入している。データによると、今年上半期に中国の海外の製造業への直接投資額は175億9千万ドルに上り、前年同期比245.6%増になった。
業界関係者は中国の発展条件は十分に有利で、「中国製造2025」及び「インターネット・プラスアルファ」などが日益しに人々の心に浸透するにつれて、中国の工業のオートメーションが飛躍的に発展する見込みが高く、中国は技術力でリードする工業強国になると予測している。
(新華社より)
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