新華網北京8月12日(新華社記者/劉莉莉)ブラジルのリオ五輪大会の試合は燃え盛るように激しく、各種目の選手の中にはいつも以上に実力を発揮した人もいれば、思いもよらず失敗に終わった人もいる。しかし、今期のオリンピックには状態の安定した「選手」がおり、それこそが「中国製」だ。
マスコットや公式バッジ、表彰式用の国旗、 ボランティアのユニフォームといった通常の中国製品から、「五輪地下鉄」、セキュリティチェック設備、会場のエアコン及び「ジカウイルス」の検出試薬などのハイテク製造まで、「中国製」は今期オリンピックで最も目に付き、最も頼りになる存在の1つとなっており、その光芒はオリンピック選手と同様にまばゆく輝き、オリンピック・メダルを授与するに値している。
歴代のオリンピックに比べ、今年のオリンピックで用いられている中国商品は、より多くの科学技術的コンテンツを有している。例えば、生産者はマスコットの内部に針金を入れ、それを立てるようにさせただけでなく、腕や足を曲げることもできるといったことなどだ。人々がオリンピックの競技場で使う食器は、中国企業が生産した生分解性プラスチックでできており、今期オリンピックの重量挙げ器材の唯一のスポンサーは河北省のある企業で、日本企業が6度のオリンピックにわたって独占してきた状況を一挙に打ち破った。
オリンピック期間中、毎日およそ30万人が中国製の地下鉄車両に乗って、リオデジャネイロ市街地とオリンピック公園の間を往復している。スタジアム内外では、「中国要素」が至る所できらきらと輝き、スタジアム内とオリンピック村のエアコンはいずれも中国製で、場外で試合の安全的な開催を確保するX線検査装置も主に中国企業からの提供であり、更にはオリンピックスタジアムが落成するのに中国企業の業績も抜きん出ていたほどだ。それ以前に、オリンピックのメインスタジアムエリアの工事現場では、中国の建設機械装備のマークをはっきりと見ることができた。
中国人が「金メダル唯一論」を鼻であしらい、試合を楽しむことを一層重視し、スポーツをできるだけ本源に回帰させるようにした頃、「中国製」にもモデル転換とアップグレードが生じ、「メンツ」を重んじるとともに、より「裏」にも気を配り、二度と記念品ショップの棚に現れて満足するだけでなく、品質も技術も良く、同時にオリンピックのインフラ建設やスタジアム設備の配備において知恵と実力を見せられるよう努めるようになった。
オリンピックはスポーツの盛会のみならず、世界中の企業が実力を競うスタジアムでもあるのだ。「中国製」から「中国クオリティ」まで、更には「中国のスマート製造」まで、リオデジャネイロは中国企業が世界に風采と内包を示す大舞台となり、「中国ブランド」が光を放って輝くことは、1枚のメダルにふさわしいといえるだろう。
(新華社より)
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