新華網パリ7月22日 世界鉄鋼協会(worldsteel)が20日に発表した最新の統計データによると、主に欧州とラテンアメリカ地域での生産量低下の影響を受け、今年上半期の世界の鉄鋼総生産量は前年同期比1.9%減の7億948万トンとなった。
66カ国・地域の鉄鋼生産状況をカバーしたこの統計では、今年の前期6 ヵ月間の欧州の鉄鋼生産は前年同期比6.1%減で、ラテンアメリカ地域は13.8%減と大幅に減少し、北米地域では0.6%減の小幅減となり、アジアでは1.0%減となったことを示している。
中国は世界最大の鉄鋼生産国であり消費国だ。余剰な鉄鋼生産能力を効果的に解消するために、中国政府はここ数年効果的な措置を積極的にとってきた。2011年以来、中国はすでに鉄鋼生産能力9000万トン余りを淘汰している。同時に、中国の鋼鉄企業は市場のニーズに応じて主導的に減産を続けており、2020年までに1.5億トンの鉄鋼生産能力を削減することを承諾している。
世界鉄鋼協会の統計によると、2015年の中国の鋼鉄生産量は前年より2.3%減少したという。
(新華社より)
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