日本の研究所が最近発表した調査結果によると、日本の高齢者は「幸せ」よりも「お金」がもたらす安定感を重視している。
博報堂生活総合研究所が60歳から74歳の人を対象に行った「シルバー30年変化」調査結果によると、欲しいものは「お金」と答えた人が40.6%で、「幸せ」の15.7%を大幅に上回った。
この調査は1986年から10年に1度ほぼ同じ方法で実施され、今年はその第4回目。1986年に欲しいものは「お金」と答えた人は28.1%と、「幸せ」の31.1%より低かったが、1996年に両者は逆転し、それ以降は差が拡大した。今年の調査によると、1カ月のお小遣いは平均2万6820円と過去30年で最も低く、最高は1996年の3万3450円だった。
その他に、高齢者の46.7%が「先の見通しは暗い」と回答し、1986年の31.6%に比べ15ポイント増えた。また、高齢者の94.2%が「子どもに経済的な負担はかけたくない」と答えている。
「何歳まで生きたいか」の質問に対する希望寿命は平均84歳で、1986年の80歳を4歳上回った。
今回の調査は2月24日から3月22日にかけて、訪問留置自記入法により東京都など首都圏の住民700人を対象に実施された。
(チャイナネット)
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