医師たちは、病状は深刻で希望は少ないとし、マークさんの最期について考える時期が来たと考えた。マークさんと奥さんは早くから答えを出していたが、その時期が来たのは予想よりかなり早かった。マークさんが「死ぬなら中国で死にたい」と話していたのを思い出した王さんは、ICUでの結婚記念パーティーで目を赤くした。
王さんによると、2人はこのことについて何度も話し合った。マークさんの考えははっきりしていたが、ただ、王さんの両親を説得することが大変だった。病室で、王さんの両親は真剣な様子で「そこまで言うなら、彼の希望を尊重しなさい」と言った。
「この記念日で友達と集まり、最後にマークを見てもらいたい」と話す王さんは、パーティー会場で涙をこぼしてしまうこともあったが、終始笑顔を見せていた。彼女は、「楽観的な考え方は彼に影響されたもの」と話す。1人になり恐怖を感じたり懐かしくなることもあるが、病室で彼女はマークさんの最大の特徴である「楽観的でユーモアさ」を見せていた。
(チャイナネット)
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