新華網北京6月21日 2016中米公共外交フォーラムが19日、北京で開催された。中米の専門家は全方位的、多分野の公共外交を強化し、中米の新型大国関係の構築を推し進めることで、両国のアジア太平洋地域ひいては世界での協力と発展を促進することを提案した。
中国人民大学の学長で、中国人民大学国家発展・戦略研究院院長の劉偉氏は次のような見方を示した。中米両国の国際政治経済新秩序に対する構築は、世界経済の発展と社会の安定に影響を及ぼすだろう。中米は全方位的で効果的な公共外交を通じて、両国のアジア太平洋地域ひいては世界における協力と発展の推進を早急に行わねばならない。両国のシンクタンクと知識界は中米関係発展に革新的な思想を提供するべきだ。
在中米国大使館の臨時代理大使である阮大為公使は、両国は科学技術、文化、教育、スポーツといった面での協力を一層拡大するべきだ。両国関係はここ数年多分野で進展を得ているが、一部の構造的問題も存在している。両国の公共外交分野の専門家がより大きな責任を担い、公共外交協力がますます上手く行くよう推進することを望んでいるとの見方を示した。
李道豫中国前駐米大使は、多方面から公共外交に着手し、着実に行うことを提案している。李前駐米大使は次のように述べている。まずは協力・ウィンウィンの公共外交理念を広め、公共外交の理論研究を強化せねばならない。それから米国などの国のシンクタンクと協力を強化し、わが国の公共外交分野における国際的な発言権を徐々に拡大すべきだ。また、中国のストーリを上手く語り、外国人が喜んで見たり聞いたりするような方式で中国の発展の変化を紹介し、中国の外交主張や政策方針について詳しく述べねばならない。
（新華社より）
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