欧州サッカーの最強国を決定する欧州選手権「ユーロ 2016」が現在、フランスで開催されている。ランス、リール、パリ、サンド二ー、サンテティエンヌ、ボルドー、リオン、ニース、マルセイユ、トゥールーズなどの試合開催都市には、世界各地からサポーターが訪れ、観戦や観光を楽しんでいる。中国の旅行会社各社を取材すると、「ユーロ 2016」の開幕で、欧州旅行が大人気となっているという。人民日報海外版が報じた。
旅行サイト・携程旅行網の統計によると、「ユーロ 2016」の開幕を背景に、6月上旬から、欧洲行きのエアチケットやホテルの予約が昨年同期に比べて大幅増加。7、8月にはピークを迎えるものの、価格はやや下がると予測している。人気の目的地はフランス、英国、ドイツ、イタリアなど。
旅行会社「衆信旅游」の責任者である李夢然さんによると、現在、欧州旅行に関する問い合わせが増加している。「ユーロ 2016」開催期間中、一般的な欧州旅行のルートではなく、試合が開催されるニース、ボルドー、マルセイユなどを目的地とした10-14日間の旅行が人気となっている。また、周辺地域であるスイスやスペイン、イタリアなどに立ち寄る旅も人気だ。申込者の多くは、経済的に余裕があり、休暇も多く取れる30-40歳の中年層が主だ。若者はサッカー好きだが、懐はそれほどあたたかくないため、現地に行って観戦せずに、国内で生中継を楽しむしかないようだ。
旅行サイト・中青旅遨游網の責任者によると、中国人観光客を一人でも多く呼び込むため、フランス政府は、ビザの発行に必要な時間を10日以上から48時間に短縮。中国からのツアー客に対しては、最短24時間で発行している。
(人民網日本語版)
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