新華網北京6月16日(記者/臧暁程)中国外交部は15日、国内外メディア向けブリーフィングを開催した。外交部の李惠来部長助理、劉海星部長助理が習近平主席のまもなくのセルビア、ポーランド、ウズベキスタンへの公式訪問並びに上海協力機構メンバー国政府元首理事会第16回会議出席に関する状況についてそれぞれ紹介し、また記者の質問に答えた。
一、セルビアとポーランドへの公式訪問について
劉海星部長助理は次のように表明した。習主席は6月17日から21日にかけてセルビアとポーランドを公式訪問する。中国・セルビア両国には伝統的な友好関係がある。訪問期間中、習主席は大統領による小範囲の宴会、歓迎式典、会談、調印式、勲章授与式、記者会見、歓迎パーティーに出席し、首相、議長にそれぞれ会見し、また首相主催のビジネス昼食会及び関連の経済貿易、人的・文化活動に出席する。習主席はセルビア側の指導者と中国・セルビア関係の深化について新構想、新措置を提起し、また「一带一路(シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード)」建設や中国―中東欧諸国協力及び共に関心を寄せる国際と地域の注目問題について 踏み込んだ意見交換を行う。双方はまた、経済貿易、生産能力、金融、地方協力といった多くの協力協議を締結する予定だ。
劉部長助理は次のように指摘した。ポーランドは中東欧の大国で、欧州連合(EU)の重要な加盟国でもある。中国・ポーランド両国には伝統的な友好関係がある。2011年に両国が戦略的パートナーシップを構築して以来、中国・ポーランド関係の発展の勢いは良好だ。習主席の今回の訪問は二国間関係の深化、中国-中東欧諸国協力の推進、中欧関係の発展の促進にとって重要な意義を持つ。訪問期間中、習主席は大統領夫妻による小範囲の晩餐会、歓迎式典、会談、調印式、記者会見、歓迎パーティー、コンサートに出席し、参・衆議院議長が共同で開催する歓迎昼食会に出席し、首相と会見し、また関連の経済貿易、人的・文化活動に出席する。
習主席はポーランド側の指導者と二国間関係、「一帯一路」建設、中国-中東欧諸国協力、中欧関係及び共に関心を寄せる国際と地域の注目問題について、誠実で、踏み込んだ意見交換を行い、次の段階での二国間関係発展のために方向性と青写真を策定する。双方はまた金融、民間航空、科学技術、教育、地方といった多くの協力協議を締結する予定だ。
二、ウズベキスタンへの公式訪問並びに上海協力機構メンバー国政府元首理事会第16回会議出席について
李部長助理は次のように表明した。習主席は6月21日から24日にかけてウズベキスタンを公式訪問し、タシュケントで行われる上海協力機構メンバー国政府元首理事会第16回会議に出席する。これは今年、中国のウズベキスタンや中央アジア全般に対する一度の重要な外交行動にあたり、中国とウズベキスタンなどの中央アジア諸国の関係のレベルを向上させ、上海協力機構が効率的、実務的、健全な方向に沿って発展するよう推進し、メンバー国が脅威・課題に対応し、経済成長を維持するよう一層の手助けをすることに対し重要な意義を持つ。
李部長助理は次のように指摘した。上海協力機構メンバー国政府元首理事会第16回会議の開催期間中、習主席は小、大範囲の会談、調印式、歓迎パーティーなどの活動に出席し、会議に出席するメンバー国、オブザーバー国、議長国ゲストの指導者と二国間会談を行い、中露蒙第3回元首会合を主宰する。会議の主な議題は、第一に重大な国際と地域問題について意見を交わすこと。第二に、上海協力機構の各分野における互恵協力を一層深めることだ。中国側は「上海精神」の継続的な発揚を提案し、上海協力機構の団結・相互信頼の強化、安全、実務、人文、機構の構築といった各分野における協力の深化について提案や主張を提起し、各当事者と上海協力機構が新たな発展を実現できるよう共に推進していく。習主席の今回の会議出席が、中国と中央アジア諸国との関係を全面的に深め、上海協力機構の健全な発展を推進するために新たな原動力を注ぎ込むものと信じている。
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