新華網北京5月26日(記者/靳若城)中国外交部の華春瑩報道官は25日定例記者会見で、個別のメディアによる南中国海問題についての関連報道が国の大きさや貧富によってその理非曲直を判定したことは、実にでたらめで無知だと表明した。
ある記者は、個別のメディアによれば、南中国海問題で中国を支持するのは小国や貧困国だが、フィリピンが頼みとするのは日本、米国などの大国及び尊敬されている欧州連合(EU)、G7などの組織だという。中国側はこれに対しどのように回答するか、と質問した。
華報道官は次のように述べた。この報道は一部の西側メディアによる一貫した傲慢や偏見、横柄に満ちている。中国側は国の大きさや貧富にかかわらず、一律に平等で、いずれも尊重されるべきだと考えている。しかし、この文章が国の大きさや貧富によって、その理非曲直を判定したことは、実にでたらめで無知だ。
華報道官は次のように表明した。是非は世間の評価によって自ずと決まり、公平は自ずと人心にある。私は以前、私利を抱かず、南中国海問題の歴史的経緯を理解するすべての国が、いずれも中国の南中国海問題における正義の立場を理解し、支持するはずだと語ったことがある。事実上、ますます多くの国や組織が、公の場或いは二国間のルートを通じて、中国が関連国と二国間協議や地域の共通認識に基づき、交渉や協議を通じて南中国海の関連の紛争を解決し、及び南中国海の平和・安定を維持するための努力に対して理解や支持を表明するようになった。昨日、上海協力機構(SCO) 外相会議がプレス・コミュニケの中で、この立場について明確に表明していた。SCOの事務総長も特別に声明を発表している。
(新華社より)
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