有名女性作家、文学翻訳家、外国文学研究科で、銭鐘書氏の夫人である楊絳女史が5月25日未明、北京協和医院で病気により死去した。享年105歳。
2012年7月、楊絳女史。三里河の自宅で撮影。
楊絳略歴
本名は杨季康、原籍は江蘇省無錫市、1911年7月17日に北京で生まれる。少年時代は北京、上海、蘇州などの学校に通った。1932年に蘇州の東呉大学を卒業し文学学士の学位を取得し、同年に清華大学の大学院に入り、外国語文学の研究生になった。1935年、銭鐘書氏と結婚し、同年夏に夫とともにイギリスとフランスに留学。1938年秋に帰国し、上海震旦女子文理学院外国語科教授、清華大学外国語科教授になった。1949年から中国社会科学院外国文学研究所の研究員を務めた。
楊絳女史は散文と小説の2つの分野で世間に注目された。散文の代表作『幹校六記』は1981年に出版され、1980年代のベストセラーとなり、香港 マカオ 台湾地区でも繁体字の単行本を出版し、多言語に翻訳されて外国でも出版された。
(チャイナネット)
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