中国共産党中央と国務院はこのほど、「イノベーション主導型発展戦略要綱」を発表しました。23日に開かれた国務院報道弁公室の記者会見で、万鋼科学技術相がこの要綱の内容を説明しました。
万科学技術相は、「本要綱では、合理的な構造で、開放的かつ互換性があり、かつ国際競争力を持った現代的な産業技術システムの構築を加速する方針を打ち出した。また、情報やインテリジェント製造、現代的農業、現代的エネルギー、生態環境保護、海洋と宇宙、新型の都市化、人口と健康、現代的サービス業など9つの分野での技術発展方向を確定した」と説明しました。
中国が改革開放を実施して30年余り、経済は高速に発展し、1人あたりのGDPが約8000ドルとなって、中等レベルをやや上回る水準に達しています。これは主に、土地や労働力、資源などの生産要素によるものですが、人口がもたらすメリットは次第になくなっています。資源の不足と環境の束縛がもたらした矛盾はますます深刻化しており、引き続きこれらの伝統的な要素に頼った急速な発展の維持が難しいということは明らかです。
(中国国際放送局)
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