新華網ブラジリア5月20日 (記者/劉彤、楊江玲)ブラジルの新任のSerra外相は18日外務省で行われた就任式典で、テメル大統領代行をはじめとする政府の外交政策において、ブラジルはアジア諸国との関係発展に優先順位を置き、特に中国との関係を重視すると表明した。
Serra外相は新政府の外交政策について詳しく述べる際、「アジアの新たなパートナーとの関係、特に中国との関係に優先順位が置かれるべきで、中国は21世紀のすばらしい経済現象です。それ以外ではインドです。」と語っている。
Serra外相は、新政府は米国や欧州連合(EU)、日本との伝統的な関係の回復に注目するだろうが、これにより新たなパートナーへの重要度を下げることを否定すると表明している。Serra外相は、「ブラジルのような大国は、同盟国を選択したり排斥したりすることはありません。国益に関わるなら、すべての国と緊密な関係を保つでしょう。」と語っている。
Serra外相は「最後に」、ブラジルは世界の他の発展途上国との関係を重視し、特に他のBRICS諸国との貿易・投資の交流を強化し、またそれぞれの経験を共に共有するべきだと指摘する。
新世紀に入り、中国とブラジルとの関係は追い越し車線に入り、中でも経済貿易交流が人々の注目を集めている。2009年から今に至るまで、中国はずっとブラジル最大の貿易パートナーであり、同時に主要な投資国でもある。両国は2012年に二国間関係を全面的戦略パートナーシップに昇格させると発表していた。
(新華社より)
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